外構工事は大きな費用がかかるため、どのような仕様にするか迷ってしまいますよね。
今回は、わが家の外構について、実際に「やってよかった!」と感じた施工ベスト5をご紹介します。費用を抑えるためのヒントも満載なので、ぜひ参考にしてくださいね!
- 外構費用の目安を知りたい方
- 外構業者へ直接依頼するメリット・デメリットが知りたい方
- おすすめの外構設備を知りたい方
外構費用の考え方
外構費用は、一般的に建物価格の10%が目安と言われています。たとえば、建物価格が2,000万円なら、外構費用は200万円くらいが目安、というイメージですね。
当然、それ以上の費用をかければより豪華な外構になりますし、費用を必要以上に削ってしまうと、家全体の印象が安っぽくなってしまう可能性もあります。
わが家の場合、建物価格(付帯工事費用除く)が約2,700万円だったため、外構工事費は『その10%にあたる270万円まで』と決めていました。”トヨタホームの総額費用についてはこちらの記事”で詳しく解説しています。近郊の外構業者さんを何軒か当たり、最終的にプラン内容が気に入った業者さんと契約。最終的な工事費用は265万円(税抜)だったので、予算内で満足のいく外構が実現できました✨
実際に完成した外構を見ると、家とバランスの取れた素敵な空間になったと感じています。
外構工事費用を少しでも安くするコツ
ハウスメーカーや工務店で家を建てる場合、外構工事はほとんどの場合、外注になります。そのため、間にマージン(20%程度)が発生し、結果として費用が高くついてしまうんです。
だからこそ、外構工事は専門の外構業者へ直接依頼するのがベストです!
メリット
- ハウスメーカーや工務店を通さない分、工事費用が安くなる
- 同じ費用をかけるなら、より豪華な外構にできる
デメリット
- 外構工事費を住宅ローンに組み込めなくなるため、別途支払い手段を用意する必要がある
家を建てる際には頭金を貯める方がほとんどだと思いますので、その一部を外構費用に充てることを検討すると良いでしょう。
やって良かった外構施工ベスト5
それでは、わが家が「やってよかった!」と心から思える外構施工ベスト5を紹介します!
5位 芝生

芝生は費用を抑えるため、ホームセンターで購入して自分で張りました!
芝生にかかった費用は3万円程度でしたが、もし外構業者に頼んでいたら10万円以上の見積もりでした。労力を惜しまなければ、自分で施工するのが断然おすすめです。
わが家で植えたのは「姫高麗芝」という種類で、通常の高麗芝よりもきめ細かく、見た目がとっても美しいんですよ。
「芝生は生命力が強いので、ある程度放置しても成長しますが、やはり肥料や雑草除去などの管理は欠かせません。特に春から秋にかけてはこまめなチェックが必要になりますが、わが家では”省力的に美しさを保つ工夫”をしています💪
でも、大変なことばかりではありません!我が子のように成長を見守ることができますし、病気など様々なトラブルに直面しながらも、それらを解消するために知識を深めていくのは、刺激があって楽しいんです。自分で苦労して張った芝生には、より一層愛着が湧くので、自然とお世話できるようになりますよ。
芝生は不思議なもので、過保護にしすぎると弱ってしまう性質があります(水のやりすぎなど)。ある程度の放置と、こまめな管理が重要。「少し手抜きはするけれど、最低限の管理はしっかり行う」というスタンスが、芝生にはちょうど良いんです。

- 管理は大変だけど、成長の過程を楽しめる
- 自分で張ると愛着が湧き、管理も苦にならない
- 水のやりすぎには注意!「過保護は禁物」

4位 シンボルツリー
外構を華やかに見せるには、シンボルツリーはぜひ欲しいところですよね🌳
わが家ではメインのシンボルツリーとして、「シマトネリコ」を採用しました。

見た目が爽やかで、夏には風に揺られて涼しい音色を奏でてくれます。庭でBBQをする時には、たくさんの葉が日陰を作ってくれるので涼しく過ごせますし、常緑樹なので年中緑を楽しめるのも魅力です。
生命力があり枯れにくいのがメリットですが、成長が驚くほど早いため、こまめな剪定が必要になります。2020年には2回も剪定しましたよ。
庭に植えた木の費用一覧
参考までに、わが家で植えた植栽にかかった費用を記載します。
木の種類 | 背丈(h=高さm) | 費用 |
---|---|---|
ソヨゴ | h2500 | 25,000円 |
シマトネリコ | h2500 | 17,000円 |
シマトネリコ | h2000 | サービス |
オリーブ | h2000 | 15,000円 |
シラカシ | h2500 | 15,000円 |
モミジ | h1500 | サービス |
下草 | ー | 25,000円 |
総額 | - | 97,000円 |
3位 LEDスポットライト(植栽用)
モデルハウスで見てから「わが家でも絶対に採用したい!」と思っていたのが、このLEDスポットライトです💡積極的に取り入れました。



玄関両脇の植栽に2箇所、門柱に1箇所、そしてシンボルツリーの下に1箇所の、計4箇所に設置しています。
夜になると、植栽が美しくライトアップされて、とっても綺麗なんです✨

こだわりの一つとして、和室の下窓から外のライトアップが見られるように配置しました。部屋の中から美しい景色を楽しめるのは、本当に満足度が高いポイントです。
LEDなので長寿命が期待できますし、コントローラーで点灯・消灯の時間を制御できるので、使い勝手も抜群です。
スポットライトには太陽電池タイプもありますが、光量が弱く天候にも左右されてしまいます。常時安定した光量を得たいなら、100V電源タイプがおすすめです。
LEDスポットライトを設置する際は100V電源が必要になるので、家の設計時から考慮することが重要です。しかし、後からでもひかりノベーションを使えば簡単に本格的なライトアップを実現できます。

2位 テラス屋根

1階での洗濯物の家事動線を考えると、1階での外干しは必須!そのため、テラス屋根は「絶対に付けたい設備」でした👚
テラス屋根の幅は、窓の幅より両サイド30cmずつ張り出すようにすると、ちょうど良いバランスになります。奥行きは、少々強風でも雨がかかりにくくなるよう、なるべく大きい方がおすすめです。
施工費用は310,000円(税抜)とやや高価でしたが、洗濯物干しの作業効率を考えると、十分元が取れていると感じています。
- メーカー: TOEX ジーマテラス
- 規格: 2間6尺(4本柱仕様)
- 間口: 約3,600mm
- 出幅: 約1,800mm
- 色: シャイングレー
- オプション: カーテン、物干しフック
- 価格: 310,000円(定価473,400円)
トヨタホームの場合、壁などの構造体に穴を開けて屋根を固定すると、雨漏りなどの保証が受けられなくなる可能性があります。そのため、4本脚のテラス屋根をおすすめします。
1位 カーポート2台

外構で真っ先に付けたい設備として、カーポートを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
アパート時代は当然、青空駐車だったので、雨の日に車に乗り込むだけでびしょ濡れになっていました☔️また、冬は雪が降るので、車に積もった雪を除去するだけでもかなりの労力と時間がかかっていました。
今回、2台分のスペースがあるカーポートを設置しましたが、これがもう本当に大活躍しています!
- メーカー: TOEX アーキデュオワイド(ロング柱仕様54-50)
- 規格幅: 約5,441mm
- 規格奥行: 約5,019mm
- ロング柱仕様: 約2,500mm
- 色: ナチュラルシルバー
- オプション: コンセント
- 価格: 400,000円(定価648,500円)
- 雨の日でも濡れない
- 車に雪が積もらない
- 鳥の糞から車を守れる
- 紫外線などから車の劣化を防げる
デメリットはその分の費用がかかることくらいでしょうか。外構費用が許す限り、真っ先に導入したい設備ですね。
カーポートの色は、フェンスの色と合わせるのがおすすめです。同じメーカーだと、より統一感が出て良いでしょう。
おすすめは「ロング柱仕様」!
ロング柱仕様にすることで、屋根の高さを上げることができます。ミニバンなど背の高い車の場合、屋根が高い方がゆったりと駐車できますし、洗車の時に頭をぶつける心配もなくなります。車種に関わらず、開放感も出るので、ぜひ検討してみてください。
番外編:これもやってよかった!
順位は付けられなかったけれど、「これも本当にやってよかったな」と思うものを番外編としてご紹介します。
オリジナル立水栓

メーカー標準の立水栓だと、味気ないデザインのものが多く、少し物足りなく感じていました。
そこで、外構業者さん独自のオリジナルデザインの立水栓を採用!見た目がおしゃれで、とても気に入っています。費用も40,000円とそれほど高くなかったので、メーカー標準のものにするくらいなら、オリジナルのものを付けた方が断然満足度が高いですよ。
サイクルポート

自転車置き場として設置したサイクルポートも大活躍しています。カーポートと同様、自転車が雨で濡れなくなるのが嬉しいポイント。柱は片側だけの支えですが、今のところ全く問題ありません。
こちらは家の外構工事とは別で、2年前にエクスショップの提携店で施工してもらいました。エクスショップは賛否両論あるようだったので、どんな業者になるか不安でしたが、幸いにもしっかりとした施工をしていただけました。台風を何度か経験しましたが、トラブルは皆無です。
まとめ
最後に、わが家の外構工事から得られたポイントをまとめました。
- 家価格の10%を目安に外構費用を用意しよう
- 満足度が高い外構設備はカーポートとテラス屋根!
- 芝生など、自分でできそうな施工は自分で行い費用を節約するのもアリ
- カーポートは夫婦分の2台仕様がベスト
- カーポートは大雨や雪の時にとても重宝する
- テラス屋根は1階で洗濯物干しを完結したい方にはかなりおすすめ!
参考までに、わが家の外構費用は265万円(税抜)でした。
- 家の外周フェンス
- 門柱
- カーポート(2台用)
- テラス屋根
- 植栽
- スポットライト4箇所
- シンボルツリー4本
以上、外構で「やってよかった」と感じたベスト5でした。
外構工事は家全体の印象を左右する重要な要素です。この記事が、皆さんの理想の外構を実現するための参考になれば幸いです!

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