新築に有線LANは必要?

新築に有線LANは必要?
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便利な無線LANが普及した現在、新築時(注文住宅)に有線LANを引くか迷いますよね。
普通の使い方(ネットサーフィン等)であれば、無線LANの環境があればそれで全く問題ありません。

しかし、「動画を快適に視聴したい方」「ゲーム(特にオンライン対戦物)をされる方」快適なネットワーク環境が必要になってくるのではないでしょうか。

後悔しないためにも新築時に有線LANを引くかどうかを検討する必要があります。

快適なネットワーク環境の条件

・回線速度が速い
・大容量データ通信
・電波干渉無く、安定した回線

以上のように快適なネットワークは有線のLAN配線で構成されていることが多いです。
私の場合、「新築に有線LANは必要?」と聞かれたら、「はい」と答えます。

今回は我が家が有線LANを導入してよかったと思えるポイントをご紹介します。

目次

有線LAN設置状況

まずは我が家の有線LAN配線状況を紹介します。

有線LAN配線先

二階納戸に設置された情報分電盤

二階納戸にある情報分電盤から各部屋へLANケーブルが配線されています。
下表は各部屋ごとの有線LAN接続先です。

場所使用目的
一階リビングTV、BDレコーダー、NAS、クラウドカメラ
一階ダイニングノートPC(妻用)
二階書斎PC、プリンタ、PS5、NAS
二階寝室TV
我が家のLAN配線先

基本、機器にLANコネクタや無線LAN機能があるものは、全てネットワークに接続しています。

テレビ、レコーダー

テレビは地上波やBSのみの視聴であれば、特にネットワーク接続を気にする必要はありません。しかし、動画配信サービスやDLNAを利用される場合は、視聴する機器がネットワークに繋がっている必要があります。ネットワークへの接続方法は、無線LANでも良いのですが、快適に使用するためには、通信が安定している有線LANをお勧めします。

情報コンセント
情報コンセント

有線LAN設置の際に、上写真のような情報コンセントを利用する事をお勧めします。そうすることで、電源(100V)やテレビアンテナ、電話回線を一つのコンセントパネルにまとめることが出来、簡単に部屋を有線LAN環境にする事が出来ます。

設置費用は上記仕様(LAN、TV、TEL、100V×3箇所)のもので約11,000円/箇所です。

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PC、ゲーム機

PCやゲーム機では快適なネットワーク環境が必要になってきます。
PCはサブスクのソフトウェア等、ネット認証のものが多いため、ネットに繋がっていないと何も出来ません。
また、最近のゲーム機はシステムアップデートダウンロードタイプのソフトウェアが多いです。
今やネットワーク環境無しでは何も出来なくなりました。
オンラインでゲームをされる方は回線が安定していることが一番なので必ず有線LANを選ぶべきでしょう。

有線LANのメリット

・電波干渉が無く、回線が安定する
・安定して回線が早い(Ping)
・ネットからのダウンロードが早い

有線LANであれば電波干渉がないため、回線の品質が安定します。
FPSなどのアクションゲームをされる場合、回線速度と途中で途切れない安定さが必要となってきますので、有線LANが必須となってきます。

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空配管(CD管)

一階和室、二階子供部屋に設置しました。
上写真オレンジの配管がCD管です。
CD管の設置費用は1箇所950円(トヨタホーム施工・2013年現在)と意外と安価です。
積極的に設置していきたいところですね。

空配管(CD管)の利点

・費用を節約できる
・将来的にLAN等が必要になったら配線することができる
・通線器があれば自分でも配線できる

有線LANを配置する場合、部屋に空配管(CD管)がなければLANケーブルを通すことは出来ません。
今は必要無くても、空配管だけしておけば将来的に簡単に配線することが出来ます。

上写真のような通線器があれば、自分でも簡単に配線が出来ます。
自分で配線工事を行えば、部品代だけで済みますので費用をかなり浮かせられます。
通線器はAmazon等で売られている2,000~3,000円のもので全く問題ありません。

15年程前に実家のLAN配線を通線器を使って行いましたが、とても簡単にケーブルを配管内へ通すことが出来ました。
ケーブルを通した後は、LANコネクタにケーブルの結線をすれば完了です。

名称価格
通線器3,000円
ケーブルカッター2,000円
LANコネクタ1,000円
パネル1,000円

道具一式揃えても1万円以下ですので、手軽なDIYとなります。DIYで配線すれば費用を安く抑えられます。
ケーブルの結線については下記ページの説明が分かりやすいです。

参考ページ:https://www.sanwa.co.jp/seihin_joho/lan/cate5e.html

無線LANについて

無線LANの2.4GHz帯は、Wi-Fiルーターや電子レンジ、Bluetoothなど、他の機器も利用している周波数帯です。
Wi-Fiルーター(2.4GHz)の場合、電波が干渉しやすく、近くに電子レンジがある場合、レンジがONになった瞬間に無線LANの電波は弱まり、ネット速度の低下や切断が起きてしまう可能性が高まります。
その場合、専用の帯域である5GHz帯を使うことで周波数は被らなくなりますが、その帯域の電波は壁などの障害物に弱いというデメリットがあります。
その為、Wi-Fiルーターからの距離があると通信が不安定になりやすいです。
いずれにしても無線で接続されている以上、回線が途切れる可能性が常にある為、ゲームには向いていません。

ゲームはローカルものしかプレイせず、ダウンロード位しか回線を使わないということであれば無線LANでも問題ありません。

無線LANでのトラブル

実際に私が無線LAN接続時に遭遇したトラブルについてご紹介します。

リモート会議でフリーズZOOMを使用しており、一定の間隔でフリーズが発生した
ゲーム中にサーバー切断ゲームをしている途中で回線切断され、続行不可能となった
DLNAやネット動画が不安定シークが遅い、ブロックノイズやフリーズが発生した

リモート会議

リモート会議を行う際、特定条件下における無線LANの不安定さが気になりました。
端末にスペックは申し分ないSurfaceを使っているにも関わらず、一定周期で回線が不安定になり相手の動きがフリーズとなりました。
相手の回線を疑いましたが、PC2台を無線LANで動かしており、もう一方のPCは特に不安定にはならず正常に動作していました。
どうやら片方のPCのみ、電波干渉があり、不安定になっていたようです。
対策としてどちらのPCも有線LANに変えてみたところ、安定してリモート会議を行うことが出来るようになりました。

ゲーム

ゲームしている途中で回線が切断されると、一緒にプレイしている仲間にも迷惑をかけることになりますし、何より快適にゲームが出来ないことでストレスが溜まります。
アパート時代は無線LANでの環境でしたので非常に不安定でした。

やふ

当時使っていたWi-Fiルータの性能が悪かったせいか、電子レンジ稼働で大概回線落ちしていたという辛い思い出があります( ̄▽ ̄;)

新築で有線LAN接続にしてからは快適なゲーム環境となりました。

まとめ

現在は無線LANの性能が上がり、5GHz帯を併用することで、途切れにくくなりました。
しかし、回線の安定性では有線LANが断然有利なことは変わりません。
特に、オンライン系のゲームをされる方は、有線LANを選ぶべきでしょう。
有線LANであれば、大きな容量のゲームでも安定かつ短時間でダウンロードできます。


部屋に有線LANを設置する際は、LANやTVアンテナ等をまとめることの出来る情報コンセントを活用しましょう。
設置費用は一箇所当たり10,000円前後と普通のコンセント(2,000~3,000円)と比べ高くなりますが、有線LANが必要な部屋には必ず設置しておいた方が良いでしょう。

子供部屋等、当面は有線LANが必要ない部屋の場合、CD管等で部屋に空配管をしておくことをお勧めします。
将来、配線工事が必要になったとき、余り費用をかけずに有線LANの設置が可能です。

LANケーブルの配線及び結線は意外と簡単なのでDIYでの作業がお勧め

・テレビで動画配信サービス(hulu、dTV、Netflix等)を見る
・テレビでDLNAを利用する
・オンラインゲームをする(PC、PS、Xbox等)
・テレワーク(リモート会議)

家づくりにおいて、上記の項目に当てはまる方は有線LAN積極的に導入してみては如何でしょうか。

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