Web内覧会の第5回目は子供部屋を紹介します。
我が家では子供部屋の仕切りは作らず、ひとつの大きな空間の部屋としました。
子供が大きくなり、それぞれが部屋を持つことになる頃、仕切りの壁を作ろうと考えており、いよいよその時が近づいてきました。
子供達は現在、上の子が8歳、下の子が6歳ですが、まだ子供部屋は使用しておらず、家具等何も置いていない状態です。
・子供部屋の広さは?
・部屋の仕様はどうする?
・子供部屋の仕切りは必要?
部屋の広さ・仕様
まずは我が家の子供部屋を紹介します。
2013年の家計画時、子供の年齢は長女が1歳、長男は妻のおなかの中に生命が宿ったばかりでした。
子供は二人を予定していたため、部屋も二つになる間取りにしました。
上図は二階子供部屋の図面ですが、中央に仕切り壁は作らず、2つの部屋を1つの大きな空間としました。
部屋の広さ
子供部屋は各5.4帖の2部屋で、仕切りを無くすことで10.8帖の大きな部屋となります。
上図、洋室1と2の境目にある点線部分が将来仕切りの壁が作られる場所です。
子供部屋の広さについては、机・ベッド+α(本棚等)を置くとして最低4.5帖は欲しいところです。
過去に子供部屋の広さについて記事にしていますので参考にしてみてください。
洋室1
洋室1は長女の為の部屋となります。
拘りはカーテン位でしょうか。
ハローキティの女の子らしいカーテンをチョイスしました。
洋室2
洋室2は長男の為の部屋となります。
部屋の作りは一緒ですので、男の子らしくカーテンの柄、色を変えたくらいです。
フローリング
部屋が明るくなるよう、床はハイパーフロアシストSのライト色を選択しました。
プリント柄ではありますが綺麗なメイプル風の模様で気に入ってます。
ラインが幅広タイプなので部屋が広く見えます。
壁紙
壁紙の種類は洋室1と2とも統一し、白色系で一定間隔で光る点があるかわいらしい模様の壁紙にしました。
遠くからだとその光る点が分かりませんが、
近寄ると一定間隔で細かい光るマークがみえます。
シンプルなかわいらしさをイメージしました。
天井部分は下写真のように標準的な模様の壁紙としました。
子供が大きくなっても柄的に問題無く、長年飽きが来ないようシンプルな模様にしています。
あまりにもコテコテに飾ったものにすると、子供の好みに合わなかったり、年相応のイメージに合ってなかったりすると将来、壁紙を張り替えることになる可能性が出てきます。
ですので、攻めた模様や特徴がありすぎる壁紙は使わないようにしました。
カーテン
カーテンはすでに上の方で紹介していますが、男の子用(奥)と女の子用(手前)で揃えました。
南側の窓にはカーテンを、それぞれ東西にある縦長の窓にはロールスクリーンを付けました。
収納
収納についてクローゼットは絶対設けた方が良いですね。
クローゼットは無しにして箪笥を置くという手もありますが、スペースや収納効率が悪くなるため、ハンガーパイプのあるクローゼットの設置が望ましいです。
クローゼットの大きさは横幅140cm × 奥行70cmです。
ハンガーパイプの上には棚があるので収納的に子供一人で使うには十分な広さであると感じます。
収納について過去ブログで紹介していますので参考にしてください。
コンセント
コンセントは2部屋合わせて7箇所に配置しました。
仕切り壁が出来た場合、下図のように入り口側にあるコンセントから電源を引っ張ってきて、各部屋に1個増設し、各部屋のコンセントは4箇所となる予定です。
これで部屋の四隅にコンセントがある状態となり、電源の取り回しが楽になるはずです。
また、コンセント4箇所の内ひとつはテレビアンテナ線と空配管を設けました。
空配管は将来的に有線LANを引く場合に備えました。
今の時代、無線LANで十分な速度が出るので、ネットゲームをするなど、余程の拘りが無い限り有線LANは必要ないかもしれませんね。
空配管の中にLANケーブルを通す場合、下記のような通線器があるととても便利です。
別の通線方法として、LANケーブル先端に長めのビニール紐を括り付けて、逆側から掃除機で吸ってビニール紐を引っ張って線を通すいう手もありますが、通線器を使用した方が楽で確実ですね。
失敗ポイント
子供部屋を含め慎重に家造りをしてきた訳ですが、一つ大きな失敗がありました。
子供部屋における失敗ポイントとして、仕切り壁を作る場合、窓が隣り合わせの為、カーテンレールも隣り合わせとなって邪魔となり、そのままだと壁が作れません。
仕切り壁が無い時は問題ありませんが、仕切り壁を作る場合は、カーテンレールを壁厚み分それぞれ左右方向に移動させなければいけません。
そうなってしまった原因として、外からの見た目を重視するあまり、2つの窓を中央に寄せてしまったのです。
二階の窓二つ(1.5m×2)を中央に寄せたことで、一階の窓(3m)との幅がちょうど揃って見た目は良くなったのですが・・・
また、仕切り壁を設置する際はカーテンレールの他にカーテン止めのフックも移動させる必要があります。
設計時は窓の配置に拘るあまり、このことについて気づいておらず、盲点でした。
仕切り壁を作る際、カーテンレールの移動が必要となり別途費用が掛かってしまいます。
現在、家を設計されている方で将来仕切り壁を作られる方は、二つの窓を隣り合わせにしないように注意しましょう。
仕切り壁について
仕切り壁の有無は人それぞれ考え方は違いますが、私は以下のように考えました。
・子供(上の子)が幼児(3歳以下)で、自分の部屋を持ち始める小学生高学年頃までの期間が5年以上ある場合
・子供を広い空間でのびのびと遊ばせたい場合
・子供部屋を家族みんなの寝室とする場合
以上の3項目にひとつでも当てはまる場合は仕切り無しを検討すると良いでしょう。
我が家の場合、子供が部屋を持つまでに5年以上あり、そして、子供たちを広い場所で遊ばせたかったというのもありましたが、実際にはリビングと和室で十分足りたため、二階の子供部屋は全く使いませんでした。
そのため最初から壁を作っておくべきだったというのが私の思いですが、引っ越し直後の一時的な物置としてはとても活躍しましたので全くの無駄だったということではないようです。
仕切り無しのメリットとデメリット
仕切りが無い場合のメリット・デメリットについて考えてみます。
・部屋が広く使える
・部屋が明るくなる
・広い物置として使える
二部屋を一つの空間としていますので、とても広い部屋となり、複数の窓から光が取り込める為、部屋が全体明るくなります。
また、引っ越し直後の荷物が溢れかえっている状態でも、一時的に荷物を退避させることができ、とても使い勝手が良いです。
・将来的に壁設置の費用が掛かる
・物置となってしまう可能性が高い
・工事前の片付け準備が大変
子供が2人以上いる場合、いつかは壁で仕切る時がやってきます。
そうなると壁設置の費用が掛かってきますし、その費用はローンを組むというわけにはいかないため、現金での一括払いが必要になってきます。
仕切り壁の設置費用について、ネットの情報ですと価格の開きはあるものの10万円から高くて20万円位でしょうか。
トヨタホーム経由の業者にお任せするか、直接施工業者にお任せするか迷うところです。
当たり前ですが構造材(厚みや防音性)に拘れば拘るほど高くなる傾向です。
また、部屋が広いため、つい荷物をちょい置きするようになり、いざ壁を作るとなったときに後片付けで大変という事態になるかもしれません。
以上のメリットとデメリットを把握し、子供部屋の利用目的と将来的にいつ壁を作るのかをある程度定めて、仕切りの有無を検討するのが必要となります。
仕切り無しとする場合、仕切りを作るまでの年数が5年以上あれば、その間に貯金が出来る訳ですし、新築時に子供がすでに年長さんで3年以内に壁を作る可能性のある場合は、仕切り壁を作ってしまうのが無難でしょう。
また、絶対に費用を掛けたくないということであれば壁で最初から仕切っておくべきですね。
仕切り壁無しの場合のポイント
仕切りが無い場合、必ず天井と床下に下地補強を入れましょう。これの有無で壁を作る際の費用が3~5万円程変わってきます。
また100V電源は壁を作る場所の近くに設けておきましょう。
壁を設けた際に簡単に電源を引くことが出来、費用の節約になります。
まとめ
・子供部屋の広さは最低4.5帖以上は確保したい
・子供の趣味はどうなるか分からないので、シンプルな模様の部屋が無難
・仕切り壁の有無に迷っている場合は無しの方が後で後悔しない
仕切りの有無について考え方は人それぞれですが、私の意見を申しますと、壁は最初から必要だったと感じています。
結果として、
・子供部屋は物置としてしか使わなかった
・リビングと和室で十分に遊べた
・エアコンを設置していないため、仮に遊ぶとしても期間が限られていた
以上のことから、全くといっていいほど子供部屋は使いませんでした。
また、小さい乳児や幼児だと二階まで行く必要があるので、ガードがあるとしての階段の上り下りは大変危険です。
仕切らない場合の条件として、
利用目的が明確
仕切るまでに5年以上の期間がある
という場合であれば最初、壁無しでも良いかもしれませんね。
今回、子供部屋の広さ、仕様、仕切り壁の有無について紹介させていただきました。
子供部屋は内装等の仕様に拘れる方が多いですが、将来的なことも考えて広さや仕切り壁有無を検討するとより良い部屋になると思います。
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