いえりこんにちは、いえりです。今回は、わが家で2013年から12年以上愛用しているPanasonic(パナソニック)のトリプルワイドIHについて、その実際の使い心地やメリット・デメリットを徹底的にレビューします。
以前公開したレビューの内容を整理し、長く使って分かったことを加えて、この記事にまとめ直しました。今回は長期使用の再レビューとして、横並び3口の使い勝手やグリルがないことへの感想、お手入れ・メンテナンスの経験を、わが家の実体験からお伝えします。
- IHクッキングヒーターの選び方で迷っている方
- パナソニック トリプルワイドIHの実際の使い勝手や口コミを知りたい方
- トリプルワイドIHのメリット・デメリットを詳しく比較検討したい方
- 長期間使用したリアルなレビューを求めている方
- すでにトリプルワイドIHを導入していて、より便利に使うヒントを探している方
トリプルワイドIHとは
Panasonicが販売している横並び3連のIHクッキングヒーターです。


通常の3口タイプの配置とは異なり、ヒーター部が横並びになっています。


ヒーター部が横並びになっている分、幅を取りますが、手前に十分なスペース(約16cm)が出来ますので、まな板を置いて作業をしたり、盛り付けスペースに使えたりとかなり便利です。


手前にスペースがあるため、フライパンや鍋の取っ手がカウンターからはみ出しにくい点も使いやすいと感じています。取っ手の向きには気を配りながら使っています。
トリプルワイドIHのデメリットは?(グリルなしでも大丈夫?)
トリプルワイドIHには、魚焼きグリルがありません。グリルをよく使う方は、魚などをどのように調理するか、導入前に考えておきたいところです。


魚は対応するフライパンなどでも調理できますが、グリルと同じ使い方になるわけではありません。調理器具の収納や後片付けも含めて、自分の調理習慣に合うかを確認してください。
また、「IH対応」と表示された魚焼き器やグリルパンでも、トリプルワイドIHで使えるとは限りません。購入前には、使用している機種の取扱説明書と、調理器具の対応条件を確認してください。
シンクとの作業スペースが狭くなる
IH自体が横に広いため、シンクとの間のスペースがやや狭くなります。
とはいえ、手前のスペースを有効活用できるため、実際には不便は感じません。



2013年から使っていますが、私も妻も、わが家の調理では作業スペースに大きな不便を感じていません。
将来的な交換時に選択肢が狭まる


将来交換する際は、現在の機種とキッチンに対応する交換先を確認する必要があります。パナソニックは、2012年6月21日発売機種以降について、同じタイプのトリプルワイドIHシリーズなら、本体を入れ替えて買い替えられると案内しています。
マルチワイドIHなど、別タイプへの交換は条件が異なります。必要な施工部材や工事内容も含め、購入した販売店や工務店に相談してください。
トリプルワイドIHのモデル寿命と導入状況
2013年の導入当初は、独自規格の製品が将来も続くのか気になっていました。身近な新築住宅では採用例をあまり見かけず、不安に感じたこともあります。
2026年10月確認時点では、パナソニックの公式サイトにトリプルワイドIHの商品情報が掲載されています。ただし、わが家が2013年に導入した機種と、現在案内されている機種の仕様は分けて確認する必要があります。
仕様
型番
わが家で使っているのは、2013年に導入したLUS12EB2S3Kです。この記事の火力や操作方法、使い勝手は、この機種での使用体験をもとに紹介しています。
この「S12EB2S3K」系列は、パナソニックの公式資料では2020年6月30日に生産終了とされています。一方、トリプルワイドIHは2026年10月時点でも公式サイトに製品情報が掲載されています。
現在の機種を導入・交換する際は、希望する品番の仕様と設置・交換条件を販売店に確認してください。
高火力で時短!トリプルワイドIHの火力と特徴
わが家で2013年に導入した機種は、左右のIHが3kW、中央が1.5kWです。ここでは、この機種での普段の使い分けを紹介します。


中央のIHは位置的に使いやすいため、朝の卵焼きやウインナーの調理、汁物の温めなどによく使っています。わが家の普段の調理では、中央の火力でも不便を感じていません。
一方、多めのお湯を沸かすときや揚げ物には、左右のIHを使っています。料理や量に合わせて使い分けられる点が、日常の使いやすさにつながっています。
操作盤


わが家の機種の操作盤は、プッシュオープン式です。奥へ一度押すと操作部が引き出せ、押し込むと収納できます。
使用するときは、主電源を入れてから、各IHの「切/入」ボタンで操作します。


左右のIHにはスイッチが各5個ついています。
・切/入
・揚げ物温度調節
・湯沸かし
・火力調整(保温、1~9)
・タイマー設定


左右のIHは、保温と1〜9の火力調節に加え、タイマー・湯沸かし・揚げ物温度調節が使えます。
中央のIHは、「切/入」と、保温・1〜6の火力調節を行うシンプルな操作です。わが家では、調理内容に合わせて左右と中央を使い分けています。



中央IH(1.5kW)でも十分な火力があります。
タイマー設定
わが家の機種では、左右のIHでそれぞれ独立してタイマーを設定できます。設定時間が経過すると、タイマーを設定したIHの加熱が止まります。
パスタのゆで時間を設定するなど、加熱時間を決めておきたいときに便利です。時間の設定から加熱の停止までをIH側で行えるため、別のキッチンタイマーを用意せずに使えます。
湯沸かし
左右のIHには湯沸かし機能があり、ボタン操作でお湯を沸かせるので便利です。
揚げ物温度調整
揚げ物には、左右のIHの「揚げ物」ボタンを使います。わが家の機種では、温度を10℃刻みで設定できます。揚げ物が多いわが家では、よく使う機能です。
わが家では、180℃で予熱し、最初の食材を入れたあとに190℃へ上げる使い方をしています。この設定で揚げやすいと感じていますが、わが家での調理例です。使用する鍋や食材に合わせ、取扱説明書に沿って温度を調整してください。
揚げ物の注意点
わが家では、導入当初は30分ほど揚げ物を続けても使えていました。しかし、次第に停止するまでの時間が短くなり、10分程度で「U04」が表示されることがありました。さすがに短時間で止まるのはおかしいと感じ、メーカーへ点検を依頼しました。
メーカーに確認してもらうと、吸気口に埃がびっしりと付着していました。埃によって冷却が追いつかず、停止につながっていたようです。
清掃作業を見たことをきっかけに、現在は吸気口を定期的に掃除しています。長く使ううちに、トッププレートだけでなく、吸気・排気部分のお手入れも大切だと感じました。
U04が表示された場合は、使用機種の取扱説明書に沿って吸気・排気部分を確認してください。清掃方法が分からない場合や、お手入れしても改善しない場合は、購入先またはメーカーへ相談してください。
火力調整
わが家の機種では、左右のIHは保温と1〜9、中央は保温と1〜6で火力を調節できます。左右の7〜9は、強い火力を使いたいときに選べる設定です。
少量の水を沸かすときなどには、左右のIHの火力の強さを実感しています。



お湯を沸かすときにも、このIHを使っています。
普段の調理では、同じ1〜6の設定にしたとき、左右と中央の火力に大きな違いは感じていません。これは、わが家で調理した際の体感です。
保温
温めたスープを、ほかの料理ができるまで保温しておける点が便利です。わが家では、思った以上によく使う機能です。
火力調整の初期値
わが家の機種では、加熱を始めたときの火力設定は「5」です。普段の調理も、左右・中央ともに「5」で使うことが多く、料理や量に合わせて調節しています。
火力の設定は細かく感じますが、それぞれの強さの目安がつかめると、調理中の調節もしやすくなります。
操作盤まわりの汚れとお手入れ
操作盤は調理中に汚れることがあり、特に隙間や奥は掃除しにくいと感じています。
操作部の上下の隙間は吸気にも使われています。吸気を妨げないように、使用機種の取扱説明書に沿ってお手入れしてください。


手入れが楽になる!トリプルワイドIHのトッププレート(素材と注意点)
わが家では、シルバー色のトッププレートを選びました。加熱中は光るリングが点灯するため、使っているIHの位置を見分けやすいと感じています。


高温注意ランプもあり、トッププレートが熱いことを表示で知らせてくれます。調理後も熱が残るため、冷めるまでは触れないでください。


表面材質
トッププレートは結晶化ガラスですが、わが家では擦り傷が2か所できました。「ガラス製だから傷が付かない」とは限らないと感じた経験です。
鍋やフライパンを置くときは、ぶつけたり落としたりしないよう、丁寧に扱ってください。
焦げ付かさないために
鍋底に付いた油や焦げなどの汚れは、加熱によってトッププレートに焼き付くことがあります。トッププレートだけでなく、鍋やフライパンの底もきれいにしてから使うことが大切です。
お手入れは、電源を切ってトッププレートが十分に冷めてから行ってください。普段の汚れはよく絞った布で水拭きし、油汚れには台所用中性洗剤を使うなど、使用機種の取扱説明書に沿ってお手入れします。
換気扇


アパートでガスコンロを使っていた頃は、換気扇を付け忘れることがありました。わが家のトリプルワイドIHとレンジフードは換気連動しており、加熱を始めると自動で換気が始まるため、つけ忘れを防ぎやすくなりました。
加熱を終えたあとの停止も連動します。また、レンジフードの照明もIHの操作に連動して点灯・消灯するため、換気と照明をまとめて操作できる点が便利です。
スイッチ類


写真のスイッチは、左から「切」「常時」「弱」「強」「照明」です。換気扇と照明は手動でも操作できますが、わが家では主に風量を切り替えるときに使っています。
少し気になるのは、わが家の組み合わせでは、連動時に「弱」で運転を始めることです。「強」を使うことが多いため、手動で切り替えるひと手間があります。
換気連動の動作は、IHとレンジフードの組み合わせによって異なります。導入・交換を検討する際は、運転開始時の風量や照明の連動など、希望する動作ができるかを販売店に確認してください。
手前の引き出し


わが家のトリプルワイドIHの手前には、浅い引き出しがあります。操作盤と同じプッシュオープン式で、押して開閉できます。
計量スプーンなど、調理中に使う小物を手元に収納できる点が便利です。一方、高さが限られるため、大きな調理器具を入れる収納としては使いにくいと感じています。
グリル器の代替
わが家が2013年に導入した機種には、魚焼きグリルが付いていません。グリルをよく使う方は、魚をどの調理器具で焼くか、収納や片付けも含めて検討しておくとよいと思います。
調理器具を購入する際は、「IH対応」という表示だけで判断せず、使用するIHの取扱説明書でも適合を確認してください。材質や底の形状によって、使えないものがあります。
排気口
わが家のトリプルワイドIHは、奥側に排気口があります。調理中に油や食材の細かなくずが入り、汚れが気になる場所です。
この排気口は、グリル用ではなく本体を冷却するための排熱の出口です。汚れ対策をする際も、排気を妨げないことが大切です。
わが家で購入した排気口カバー
わが家では、排気口への油はねや調理くずを防ぐ目的で、山崎実業の排気口カバーを購入しました。下の写真は、わが家で設置した状態です。


パナソニックは、排気パネルの上に物を置かないよう案内しています。排気が妨げられると、異常を検知して加熱が止まることがあります。
市販のカバーを検討する場合は、幅が合うかだけでなく、使用するIHとカバー双方の設置条件を確認してください。写真と同じように置けることだけでは、適合を判断できません。判断がつかない場合は、メーカーへ確認してください。
わが家で購入した排気口カバーはこちらです。購入を検討する場合は、使用する機種の排気位置や、メーカーの注意事項を確認してください。
お勧めアイテム
キッチンを綺麗に保つためのアイテムを紹介します。
レンジガード(油跳ね防止)
炒め物や揚げ物をすると、周囲に飛んだ油の掃除が気になります。わが家では、油はね対策として100円ショップのアルミ製レンジガードを使っています。
下の写真は、レンジガードを使った設置イメージです。


アルミ製は軽くて扱いやすく、破れたら新しいものに交換しています。私の使い方では、毎日使っても1~2か月程度は破れずに使えていました。ただし、持ちのよさは使用頻度や扱い方によって変わります。
設置する際は、レンジガードとIH双方の注意事項を確認し、吸気・排気を妨げないようにしてください。
こちらは紹介用に選んだレンジガードです。私が実際に使っているのは、100円ショップのアルミ製レンジガードです。
キッチン用の除菌スプレー
キッチン周りの除菌用には、台所用のアルコール除菌スプレーがあります。写真はトップバリュの製品です。


IHのトッププレートは、電源を切り、冷えてからお手入れします。軽い汚れは絞ったふきんで拭き、油汚れには台所用中性洗剤を使うなど、取扱説明書に沿って掃除してください。
アルコール除菌スプレーは、製品が指定する場所と方法で使用してください。掲載するカビキラーでは、調理台などには乾いた布にスプレーして拭く使い方が案内されています。
以下のカビキラーは、写真のトップバリュとは別の商品です。キッチン用の除菌剤を選ぶ際の参考として掲載します。
タオル掛け
使用から10年を超えたころ、タオル掛けは経年劣化で割れてしまいました。以下のようにAmazonで補修部品としてタオル掛けが購入できます。
夫婦や親子で料理が楽しめる!実際の使い勝手
わが家では、3つの鍋を横に並べて使える配置が、複数の料理を同時に作るときに役立っています。パスタを作るときは、麺を茹でる鍋・ソース用・スープ用と、3つの鍋を同時に使うことが多くあります。
コンロ前には2人で立てるスペースがあり、夫婦や親子で一緒に料理をするときにも使いやすいと感じています。



揚げ物は私の担当なので、夫婦並んで調理することも多いです(^^♪


【重要】長期使用で感じた耐久性とメンテナンス
2013年から使い続けていますが、わが家ではデメリットを上回る使いやすさを感じています。
揚げ物中にU04が表示されて停止した際は、メーカーに見てもらいました。吸気口だけでなくファンにも多くの埃がたまっており、吸気口の清掃と、念のためのファン交換を行ってもらいました。私の場合、この対応は無償でした。
現在は定期的に吸気口を掃除しています。長く使い続けるうえで、お手入れの大切さを実感した出来事でした。
購入時のパナソニックの営業担当者は対応が丁寧で、価格にも納得できました。



もちろん値引きも頑張ってもらいましたよ(^_^)
まとめ:トリプルワイドIHは買って後悔なし!長期愛用で確信したその魅力
2013年にトリプルワイドIHを導入した当初は、将来の交換に不安もありました。それでも、長く使ってきた今は、わが家では選んでよかったと感じています。
3つの鍋を横に並べて使える配置や、夫婦で並んで調理できる点は、わが家の料理の仕方に合っています。中央のIHも日常の調理に活用しています。
使用中には、吸気口の清掃と念のためのファン交換を受けたこともありました。長く使い続けるうえでは、使い勝手だけでなく、お手入れも大切だと実感しています。
今後リフォームする機会があっても、私は再びトリプルワイドIHを選びたいと考えています。ただし、向き不向きは調理方法やキッチンの使い方によって変わります。購入前には、グリルなしでの調理方法、シンク側の作業スペース、将来の交換条件を確認して選んでください。



トリプルワイドIHについてもっと知りたい方は、お気軽にご質問ください!
- キッチン全体の設備や配置は、わが家のキッチンWeb内覧会で紹介しています。
- 家全体の電気料金は、わが家の光熱費実例(2015年~2019年9月のデータ)をご覧ください。
わが家で購入した排気口カバーはこちらです。購入を検討する場合は、使用する機種の排気位置や、メーカーの注意事項を確認してください。
こちらは紹介用に選んだレンジガードです。私が実際に使っているのは、100円ショップのアルミ製レンジガードです。






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