2013年11月にトヨタホームで家を建ててから7年以上が経過しました。
今回は Web内覧会として、我が家のリビングの様子をご紹介します。
- 日当たりの良いリビングは本当に快適?
- リビングのこだわりポイントや後悔ポイントを知りたい
- エアコンの効きに影響はある?
我が家のリビングについて

我が家のリビングは 約10帖の明るい空間です。
「日当たりの良い家づくり」をコンセプトに設計したため、リビングには毎日たっぷりの太陽光が差し込みます。
LDKの配置

ビングは玄関を入ってすぐの場所にあり、 北側に和室、東側にダイニングを配置しています。
LDKはすべて南側にまとめ、約20帖の広々とした空間に。さらに和室(約4.5帖)と合わせて 24.5帖の大空間となっています。
現在は、55型テレビ・180cm幅のテレビ台・3人掛けのソファのみ設置。その他の家具は置かず、 すっきりとした広さを保つよう意識しています。
※写真撮影時はカーペットがクリーニング中のため未設置です。
日当たりの良いリビング

我が家の家づくりのコンセプトは「 日当たりが良く、冬でも暖かい家」。
とくに南側のリビングは、冬場でも太陽の低い角度から光が部屋の奥まで届き、日中は照明いらずでとても快適です。
暖房効率も良く、電気代の節約にもつながっています。

日当たりを良くするために
吹き抜けやトップライト(天窓)などの方法もありますが、我が家は 費用や間取りの都合からそれらは不採用としました。
それでも、以下の工夫を取り入れることで、十分な日当たりを確保できました。
- LDK全体を南側に配置した
- 窓のサイズを大きくした
- 南側に2つの窓を配置した
- フローリング・壁紙を明るい色にした
窓のサイズを大きく
リビングには 幅2,500mm×高さ2,300mmの大型掃き出し窓(引き違い)を採用。
天井高(約2,400mm)ギリギリまで高さを取ったことで、 採光性が非常に高くなっています。

南側に2つの窓を配置

ダイニング・キッチンも南側に設け、2つの南向き窓を確保しました。
これにより、LDK全体がとても明るく、北側の和室も間接的に光が入るようになっています。
横並びLDKの間取りは、明るい空間を作りたい方におすすめです。
フローリング・壁紙の色を明るく
フローリングは ライト系(メイプル系)のカラーを採用。
光を反射しやすく、部屋全体が明るく見える効果があります。

壁紙は 白を基調とした明るい色で統一。
フローリングと相性が良く、空間に一体感が生まれます。
日当たり確保の注意点
日当たりを重視して窓を大きくした場合、 夏場の直射日光により室内温度が上がりすぎる点には注意が必要です。
我が家では、
- リビング窓上に バルコニーを設置し庇代わりに
- ダイニング・キッチン側には テラス屋根を設けて遮光
という方法で、夏の暑さを軽減しています。
夏は涼しく、冬は暖かい家を実現するには「庇の工夫」がポイントです。

LDK全ての空間を南側に配置
LDK全体を南側に集めたことで、大きな窓を2つ設置可能に。
土地の関係上、和室まで南側に配置はできませんでしたが、間取り次第では 3つ以上の窓も可能です。
日当たりを重視するなら、 長く滞在するLDKを南側に配置するのが効果的です。


リビング風景
キッチンから見たリビング

55インチのテレビは、リビングからはちょうど良いサイズですが、キッチンからの視聴には やや小さめと感じます。
65インチくらいがベストだったかもしれません。
掛け時計

リビングに1つは欲しい、 大きくて見やすい電波時計。
入居時に購入し、電池寿命は5〜6年と非常に省エネ。
- メーカー:SEIKO
- 型番:RE565H(ウェーブシンフォニー)
- サイズ:46.5×33.7×9.9cm/重量2.6kg
見た目も良く、 メロディ付きのからくり時計として、インテリアのアクセントにもなります。



リビングのこだわりポイント
エコカラット
調湿・防臭効果のある デザイン性に優れたタイルです。
テレビ背面のアクセントとして採用。


上部には コーニス照明を設置し、照明点灯時には 壁の陰影が美しく浮かび上がります。

実際に我が家で採用したエコカラットの種類や施工後の写真は、以下の記事で詳しくご紹介しています。
→ エコカラットの選び方と実例レビューはこちら
ALLスポットライトで見た目スッキリ
LDKすべての照明を スポットライトに統一しました。
天井の凹凸が減り、すっきりとした印象に。
空間が広く見える効果もあります。

有線LANコネクタ
リビングには 有線LANポートを設置。
テレビ・BDレコーダー・ウェブカメラをルーター経由で安定接続。
動画配信サービス(Netflix/プライムビデオなど)が普及した今、
テレビ周辺には有線LANがあると安心です。

リビングスルー階段
リビングスルー階段とは、「リビングを必ず通ってから二階へ行く動線」のことです。
我が家では子供部屋が二階にあるため、子供たちは帰宅後に必ずリビングを通ってから自室へ向かうことになります。自然と家族と顔を合わせるタイミングが増えるのは、大きなメリットだと感じています。
親目線ではとても良い仕組みですが、思春期のお子さんにとっては「少し煩わしい」と感じるかもしれませんね。それでも今のところ、わが家ではこのリビングスルー階段にとても満足しています。

ソファ下にタイルカーペットを敷く工夫
ソファの脚に合わせて、タイルカーペットを4枚敷いています。これは「こだわり」というよりも、フローリングに傷を付けたくなかったための実用的な対策です。
結果的に、床の保護だけでなくソファの滑り止めにもなり、一石二鳥でした。
ソファの脚裏にフェルトを貼るだけでは、使っているうちにヘタってしまい、結局傷が付いてしまいます。フローリングをしっかり守りたい方には、タイルカーペットの使用をおすすめします。ホームセンターでも手頃な価格で販売されています。


リビングの失敗ポイント
シャッター開閉スイッチの位置

これは、家づくりで個人的に一番の失敗だったポイントです。
LDKには2つの電動シャッター付き窓がありますが、それぞれの開閉スイッチが窓のそばに別々に設置されており、1箇所に集約されていません。
両方を操作するには、片方のスイッチを押したあと、わざわざ移動してもう一方のスイッチを押す必要があり、毎日のこととなると地味に面倒です。
当初は「こういうものかな?」と思っていましたが、他の方の事例を見ると、複数のシャッターでもスイッチは一箇所にまとめて設置するのが一般的なようです。
家づくりの際には、「シャッターのスイッチはまとめて設置できないか?」を確認しておくのがおすすめです。
玄関からリビングへの開き戸

玄関からLDKへ入るドアは「開き戸」を採用しました。
本当は「片引き戸」の方が使い勝手が良かったのですが、気密性を優先して開き戸にした結果、少し後悔しています。
というのも、玄関が密閉空間になっているため、ドアを閉める際に空気の圧力がかかり、しっかり閉めるには“手で押し込む必要”があるのです。慣れれば大したことはないのですが、毎回となると少し気になります。
ちなみに、ホールへつながるドアも開き戸ですが、こちらは圧力が分散されているため、特に不便は感じていません。
多少の気密性を犠牲にしてでも、玄関からLDKへのドアは片引き戸の方が扱いやすかったかもしれません。
LDKのエアコン配置について
エアコンは20帖用のものを和室に付けていますが、サーキュレータとの併用でLDK全体を効率よく温調できています。

エアコンは、和室に20帖用のものを設置していますが、サーキュレーターとの併用でLDK全体をしっかり冷暖房できています。
機種はPanasonicの「CS-633CXR2」。詳細スペックはこちら:
https://panasonic.jp/aircon/p-db/CS-633CXR2S_spec.html
和室からリビングに向けて風が流れる配置にしているのですが、サーキュレーターを止めていても自然とキッチン側へ風が抜けるため、効率よく温度が調整できます。
LDK+和室で約24.5帖の広さですが、夏も冬も問題なく快適に過ごせています。

まとめ
- 日当たりの良いリビングは冬も暖かく、とても快適
- 南側の窓には、夏の日差し対策として庇やバルコニーがあると安心
- LDKすべてを南側に配置し、自然光をしっかり確保
- 見た目も機能も両立する「エコカラット」はアクセント壁におすすめ
- 動画視聴が多い方は、有線LANの設置で通信環境を安定化
- 家族の顔を自然と合わせられるリビングスルー階段もおすすめ
今回は、我が家のリビングについてご紹介しました。
家づくりにおいて「日当たり」は非常に重要な要素です。土地や予算の都合で全てを理想通りにできるとは限りませんが、できる限り日当たりの確保を優先すると、住んでからの満足度が高くなると感じます。
最近では窓の断熱性能も向上しており、大きな窓を採用しても室温の維持がしやすくなっています。
毎日の暮らしが快適になる日当たりの良いリビング。これから家づくりをされる方には、ぜひ積極的に「大きな窓のある空間」をご検討いただきたいです。

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