新築、日当たりで後悔しないためには?

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南向きや北向きなど土地選びの際、日当たりは気にしていますか。

南向きと北向きの土地を比較した場合、日当たりが良い土地は南向きの土地であると大半の方がそう答えるはずです。

私は実家が南向き玄関の日当たりが良かった家に住んでいたせいか、日当たりが良い家じゃないと嫌だという思いがあり、土地選びについては南向きの土地を優先に探していました。

しかし実際に購入した土地は北向き(北側道路)でした。
土地が北向きの場合、太陽が当たる南側は全て居住スペースに出来るため、日当たり重視で光を一杯取り入れることができる家を作れるのではないかと考えました。

今回は家の日当たりについて述べていきます。

この記事はこんな人におすすめ

・家は日当たりの良さを重視したい
・夏至と冬至での日当たりの差が知りたい
・南向きでなくても日当たりは大丈夫?

目次

自宅の周辺状況

現在自宅が建っている土地は、日当たり確保の為に家の南側を目一杯あけています。
下図のような配置で南側に隣家が2件建っており、幸いにも左右の隣家同士が離れているため、我が家のリビングにあたる部分は南側がかなり開けています。
左側隣家との距離は約10mです。

重要な日当たり

私の場合、家づくりにおいて最も重要視したかったことは日当たりです。
紫外線は家の劣化を加速させますが、日当たりの良さによる明るい部屋はとても気持ちが良いものです。1日中家にいた場合、全く太陽の光が届かなかったらどうでしょうか?
冬の場合とても寒く、そして部屋が暗いのでどんよりした感じになり気持ちも下がります。それだけ太陽光は人間にとって必要なものと感じています。

日当たりを確保するには?

・隣地の建物の高さと距離
・太陽の角度

の2条件です。
距離については隣家と離れていればいるほど良く、自家の土地高さが高ければ高いほど良くなります。

南側に二階建ての家(軒高6m)の家があった場合、
全ての日差しを部屋に取り込む場合
冬至の場合、10m
夏至の場合、1m
の距離が必要となります。

必要距離については下記ページを参考にさせていただきました。

参考:隣地との距離から家の日当たりを考える!

なお、上記は部屋に全ての日差しを入れる条件ですが、冬至の際に、一部の光が一階の部屋に入れば良い場合は、南隣家との距離が6m離れていれば、正午の時点では部屋に光は入るようです。但し隣家の屋根が片流れでないこと、自宅上にバルコニーなどの屋根がないことが条件となります。

我が家の日当たり状況

我が家の日当たり状況を採光シミュレーションにて確認しました。

【日当たり条件】
隣家との距離:10m
吹き抜け:無し
天窓:無し
今回、バルコニーの有無は条件には入れていません。

下画像は2013年11月の引き渡しの時にリビングから窓に向かって撮影したものです。
ブラインドが少し開いている状態だったため、ブラインドの隙間からたくさんの光がリビングに差し込んでいるのが分かります。

日当たり君で採光シミュレーションを行う

日当たり君という無償のアプリケーションで、誰でも簡単に年間の日当たりシミュレーションが可能です。
公式サイトより無料でダウンロードが出来ます。
アプリケーションのダウンロードには、メールアドレスが必要です。
土地の購入や新築を考えている方で、日当たりに不安がある方は日当たり君で採光シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

参考:日当たり診断フリーソフト「日当たり君」

我が家のシミュレーション結果

まずは一年の中で日当たりが一番厳しくなる冬至で日当たり状況をシミュレーションしてみましょう。

【冬至ー正午】
南側正面が開けていることもあり、影は全く無く家全体に太陽光が降り注いでいます。
10mという距離が冬至で太陽が室内全体に入るぎりぎりな距離であることが分かります。

【冬至ー15時】
この時間帯になると太陽の角度がかなり落ちてきて、大きな影になっているものの、一階フロアには床高さのおかげでまだ太陽光が十分に届いています。(3D図参照)

【冬至ー16時】
16時になると太陽角度はかなり低くなる為、影がかなり大きくなります。
南側が完全に影になってしまっています。(3D図参照)
冬至の時期は17時でほぼ太陽が見えなくなり周りは暗くなるので、太陽光が当たらないからといってそれほど気になるものではありません。

冬至でも部屋に太陽光を取り入れたい場合、南側隣家との距離を少なくとも10mは開ける必要があり、冬至における太陽光を取り入れる難しさが分かりました。

ついでに夏至での日当たりを確認してみましょう。

【夏至正午】
夏至は太陽の角度が非常に高い為、隣家との距離が2m(隣家の境界線より1m)で十分に太陽が入ります。

【夏至15時】
15時では東側に6m程の影が出来るものの、南側には影響がありません。

採光シミュレーションより、夏至は隣家境界より1m、冬至は隣家境界より10m必要であることが分かりました。

間取りの工夫で部屋に光を取り込む

一年を通し、日当たりを確保するための条件として南側隣家との推奨距離は10m以上ですが、それが難しい場合は、下記内容を検討してみます。

・吹き抜けを設置する
・2階リビングにしてみる
・高窓を設置する
・窓の位置を見直してみる

いずれも日当たりを良くするための方策となり、どうしても南側隣家との距離が取れない場合検討したいところです。

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現地に出向き日当たりの確認

日当たりについてシミュレーションで確認することはもちろん大事なのですが、実際に購入される現地に出向いて日当たりの確認をしましょう。
時間帯によっては周囲の状況が大きく関係してきます。そのため、最低でも日中の朝、昼、夕の3回に分けて現地を調べてください。
時間帯ごとの日当たりの違いが把握できるはずです。
近くに高層建築物がないか、隣家の影にならないかも確認しておきましょう。
また、周囲の空き地有無も必ず確認しましょう。
空き地の場合、将来的に何か建物が建つ可能性があります。建つと予想して日当たりを考えてみましょう。

まとめ

土地選び

十分な採光を確保するために、土地の南向き・北向きは関係なく、南側が十分に開けている土地を検討しましょう。

一年を通して確実に日当たりを確保したい場合、南側の隣家とのスペースは最低10mは欲しいところですね。
南向きの場合、南側に道路がある分、少なくとも道幅分(約5m)は距離を稼げるため有利ですが、南向きの土地でなくても、間取りの工夫次第では十分な採光が得られます。

日当たりを良くするために

南隣地との距離を取る対策以外に下記も検討してみましょう。

日当たり対策

・天窓を設置する
・吹き抜けを設置する
・2階リビングにする
・大きな窓を採用する

北側道路等でどうしても南側の距離が確保しにくい場合は、家の形を横長にして少しでも南側を開ける工夫が必要です。
周辺が空き地や駐車場の場合、将来的に家などが建つと想定し、悪条件での日当たりがどうなるかを考えましょう。

採光シミュレーションで確認

新築を考えている方で、日当たり重視する方や日当たりが気になる方は、無償アプリケーションである日当たり君での採光シミュレーションを是非試してください。
誰でも簡単に使用でき、一年を通しての日当たり状況が分かりますので、土地を購入する場合とても参考になります。

参考:日当たり診断フリーソフト「日当たり君」

家づくりにおいて日当たりはとても重要です。
住み始めてから日当たりの悪さで後悔しないためにも、土地選びの段階から周辺状況を把握し、採光シミュレーションを活用して納得のいく土地を探しましょう。

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