前編からの続きです。
https://smarthome-jp.info/traffic-accident-2/
今回の交通事故は過失0のもらい事故の為、相手の保険会社に車両修理及び治療費は全て負担いただいております。
また、交通事故の種類は”物損事故”のままです。
すぐに病院へ
交通事故に遭遇したら、痛みが無くてもすぐに病院(整形外科)へ行き診察を受けましょう。
事故当日は身体の痛みが無くても、一日寝た翌日頃からじわじわと痛みが襲ってきます。
私の場合は首と右肩を負傷していたようで、かなりの痛みがありました。
鈍痛というのでしょうか、事故の翌日からじわじわと痛みが増してきて、かなり辛い状態となりました。
1日でも早く治療費の自己負担を無くす
事故当日または遅くても翌日には病院(整形外科)を受診し、受付で交通事故に遭ったことを伝えます。
またその時に過失0のもらい事故であることも同時に伝えてください。
同じタイミングで相手の保険会社にも連絡を取り、どこの病院に通院するかを連絡します。
相手の保険会社に治療費の支払いが認可(電話での口頭でもOK)されたら、その旨を病院の受付にお伝えし、相手の保険会社持ちで治療費を立て替えてもらいます。
スムーズにいけば初回の通院から相手の保険会社が支払いをしてもらえるようになり、自己負担は0で通院ができるようになります。
仮に初回や2回目の受診で、自己負担があったとしても後日に自分で立て替えた分の返金がありますので安心してください。
粘り強く通院を行う
通院1ヶ月目
初日は近所の整形外科で診察とレントゲンを受けた。
骨には幸い異常無し。
各部位の頸椎捻挫と診断される。
以後はリハビリに励みつつ定期的に診察を受けることとなる。
リハビリ内容
・ウォーターベッドでの治療部位マッサージ
・電気治療
の2つ。
ウォーターベッドは10分、電気治療は20分で計30分、待合や準備で40~50分は普通に時間が取られてしまう。
病院は基本平日診察の為、毎日仕事帰りに通うので時間もなければ結構面倒臭い。
でも身体は痛いので粘り強くリハビリに励むことにした。
通院2ヶ月目
相手の保険会社からお怪我の具合はどうですか?の連絡あり。
(ここでの確認電話を1回目とする)
まだまだ痛みがあるため、現状を伝えた。特に打ち切り等の打診は無し。
通院3ヶ月目
実際に3ヶ月経った頃に相手の保険会社より2回目の確認電話があり、そろそろ3ヶ月経ちますので・・から始まり、そろそろ固定症状でどうですか?の打診。
固定症状にしてしまうと、もう治療の効果が無いと判断され、保険が打ち切られてしまいます。
まだ首と肩が痛みますので通院を続けたい旨を相手の保険会社へ連絡。
この時はこちらの悲痛な叫びが通じたのか、もう少し治療して様子を見ましょうとの回答があり、治療が続けられることになりました。
通院4ヶ月目
保険会社からの3回目の確認電話がありました。
4ヶ月の時点ではまだ痛みが引いていませんでしたので、このタイミングでの打ち切りは絶対避けなければと思いました。
ですので、医師と相談します、とだけ伝えその場は電話を切りました。
医師からはMRIをやりましょうと進められ、MRIを実施することに。
MRI検査結果
結果としては骨、神経ともに異常はありませんでした。
かなり安心するとともに、リハビリ治療のおかげで少しずつ痛みは引いているようです。
少しずつ痛みが引いていることを保険会社に連絡し、治療期間を延長してもらいました。
(ここでの確認電話を4回目とします)
治療5ヶ月目
かなり治療の効果が出ているようで、10が最大の痛みとすると2~3くらいの痛さにまで収まってきました。
完治までもう少しのようですがまだ痛いです。
保険会社からはMRI検査以後、電話連絡はありませんが、もう少しリハビリによる治療を頑張りたいと思います。
現在の状況
むち打ちは治りが遅い
現在、交通事故にあってから5ヶ月経ちますが、首と肩の痛みが続いております。
事故当時よりも痛みが軽減しているものの、本当に完治するのか不安になっています。
通院は最低2回/週は行う
外傷が確認できないむち打ち等の症状は保険会社にとっては、重大度が低く判断されており、一刻も早く通院を打ち切りにしようとしてきます。
また、通院は最低週に2回以上は行ってください。
そうでないと怪我が大したことないと保険会社に判断され、治療費の打ち切りが早まります。
もうすぐ治療6ヶ月目となり、完治へ向かっていますが、整形外科の通院を頑張りたいと思います。
弁護士特約の利用
事故より3ヶ月程経った頃に知人の勧めで弁護士事務所へ相談を行いました。
過失0のもらい事故は今回で2回目であり、前回は保険会社の強引な治療打ち切りでとても嫌な思いをしました。
また、もらい事故は自分の保険会社が示談交渉等に介入出来ませんので、弁護士への相談は必須と思います。
弁護士への相談と聞くと高額請求されるのではないかとの不安はあると思いますが、保険には弁護士特約というものが付帯されていると思います。
それを利用すれば、一定額(300万円前後)まで等級を下げることなく、弁護士へ相談出来ます。
弁護士へ相談することのメリット
- 治療期間の延期を交渉してもらえる
- 示談解決まで適切なアドバイスを受けられる
- 適正な慰謝料を請求できる(弁護士基準)
- 怪我の症状に応じて後遺症の認定が受けられる
弁護士へ相談することのデメリット
- 書面のやり取りが少し面倒臭い
- 費用が掛かる(弁護士特約で問題解消)
1.の書面のやり取りについては、契約書であったりするもので、書き物や免許証をコピーして送ったりと色々することはありますが、そこまで時間を取らせるものではありません。
2.の費用面については、契約している自動車保険に弁護士特約が付いていればデメリットは無いようなものです。
もらい事故の場合、弁護士への相談が絶対お勧めです。
利用した弁護士事務所
ちなみに私が利用した弁護士事務所は、弁護士法人 心さんです。
一度も事務所へ出向くことなく、何度かの電話と書類で契約が出来ました。
担当となった弁護士の先生は親身になって相談に乗っていただけました。
示談交渉近くになったら担当の先生に交渉のお願いをするつもりです。
もらい事故まとめ
- まめな通院をしましょう(一週間に2回以上)
- 事故1ヶ月以内に弁護士へ相談しましょう
- 保険会社の電話は確実にとり、詳細な治療状態を伝えましょう
- 保険会社の症状確認電話の際、痛みが続いている場合ははっきりと治療を続けたい旨を伝えましょう
- 医師の意見にはしっかりと耳を傾けましょう
- 痛みが中々引かない場合、MRI等の精密検査を受けましょう
- 保険会社に保険が打ち切られたとしても、痛みが続く場合、自己の健康保険に切り替えて治療を続けましょう
以上、もらい事故を2回経験をし、抑えておいた方が良いポイントをまとめてみました。
自分の身体は大事ですので、たとえ治療が打ち切られたとしても、自己の健康保険に切り替える等して完治するまで通院することが大事です。
次回はもうすぐ始まるであろう示談交渉について体験談を交えて紹介できればと思います。
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