トイレの位置はどこが良い?│理想的なトイレの場所

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家づくりにおいてトイレの位置は意外と重要です。
間取りを考えるときはLDKの広さや家事動線、流行りの住宅設備等に力を注ぎがちです。その結果、トイレの位置がなんとなく余ったエリアに配置となってしまい、使い勝手で後悔している人もいるのではないでしょうか。

我が家では家づくりの際、トイレの位置には特に気を使いました。
トイレといえば”臭い(におい)”と”音”が気になりますよね。

生活に欠かせないトイレをどのように配置にしたら良いのか、今回は新築におけるトイレのお勧め位置をご紹介します。

目次

ベストなトイレの位置とは?

私がトイレの位置を決めるにあたって注意したポイントは以下の4つです。

・アクセスしやすい位置にあるか
→家のどこからでも利用しやすい環境にしたい。

・トイレの音、臭いを気にしなくてもよいか
→生活空間(LDK等)に影響がないように。

窓は小さいものを選定
→採光用に小さい窓は欲しい。

・二階トイレは必要
→夫婦でトイレが長く、また来客時に二階トイレを使用したいから絶対必要。
(子供が生まれ4人家族となった今、結果として必要だった)

アクセスしやすい位置

トイレは毎日使用する場所です。
トイレまで遠かったりすると、毎日がストレスになります。
トイレにはどこからでも5秒以内で行けることが理想です。

トイレまでのルートを家事動線に含めて、二方向からアクセスできるようにするとさらに便利です。

音・においの問題

トイレのドアである程度、音と臭いを抑えることが出来ますが、それら全てを消せるわけではありません。

以上の理由から生活空間とトイレとの距離はある程度空けたいです。

音と臭いは、トイレを玄関近くに配置した場合やLDKに面している場合は特に気を遣う必要があります。

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採光用に小さい窓は欲しい

換気扇やトイレ自体の消臭機能が進化していることから、窓を開けての換気は不要です。そのため、窓は年に数回開けるかどうかです。以上のことから、窓は不要と考える方が多いです。

我が家の場合は、トイレ内へ外からの光を取り込みたかったため、窓を取り付けました。トイレへの採光を考える場合、小さくても窓はあった方が良いでしょう。

トイレ窓には一般的にすりガラスが採用されますが、夜間は人影が目立ちます。窓を取り付ける場合は人通りの多い方向を避けるか、植栽や塀等で目隠しをした方が良さそうです。

二階にトイレは必要か

アラウーノS

今時の住宅は一階と二階にそれぞれトイレを設置するのが標準となっています。

「二階にトイレが必要か?」については4人以上の家庭だったり、来客が多い場合は二階にもトイレはあった方が良いでしょう。

我が家の場合は、夫婦揃って長いトイレとなるため、二階にトイレは必須でした。
現在は4人家族のため、特に朝は1つのトイレでは足りません。

一階トイレの間取りについて

最適なトイレの間取りはどのようなものでしょうか。
間取り事例をもとにお勧め位置を3箇所ご紹介します。

1.LDK横

LDK(生活空間)に廊下を挟んでの位置は間取りが作りやすい配置です。
しかし、LDKから直接トイレの扉が見える場所への設置は避けましょう。
家族ならまだしも来客のトイレに入る姿が見えるのは良くないです。
LDKに隣接するトイレの場合は壁等でトイレの扉を隠しつつ配置するのが良いでしょう。

LDKとトイレの間に廊下や壁等を挟むことで、音及び臭いがリビングより気にならなくなります。
間取りも作りやすいため、お勧めの配置ですね。

2.洗面所横

洗面所を手洗い場として洗面所を利用できますが、室内干しをしている場合は注意が必要です。

二方向からのアクセス

我が家は下図のように洗面所の隣へ設置しました。リビングとキッチンの二方向からトイレに行ける間取りにしており、トイレへのアクセスはとても便利です。

お風呂に近い

また、洗面所の隣ということでお風呂にも近く、お風呂前にトイレといった具合に便利です。

LDK(生活空間)からドア・廊下を隔てている

さらに、LDKと廊下の間にドアがあるため、音と臭いを完全にシャットアウト出来ます。

・二方向からのアクセス
・お風呂に近い
・LDK(生活空間)からドア・廊下を隔てている
以上が快適なトイレの条件です。

3.玄関横

玄関横へは昔から良く採用されている配置ですね。
友人宅が下図に近い間取りとなっており、玄関から直接トイレの扉が見えず、少し離れているため、音や臭いは気になりません。
トイレの位置に迷ったら玄関付近に配置という感じでも良いでしょう。

しかし、下図のように、玄関からトイレがあまりにも近すぎると音や臭いが気になるため注意が必要です。

玄関とトイレの距離はしっかり取りましょう。

二階トイレの間取りについて

二階トイレは一階程シビアに位置の検討はしませんでした。
正直、トイレの隣に位置する部屋であれば必ず音は聞こえてしまいます。

二階は家族だけのスペースため、そこまで位置に拘る必要はないと思いますが、音や臭いが気になる方は主に使う部屋(主寝室等)からトイレを少しでも遠ざけた方が良いでしょう。
偶然にも我が家のトイレは主寝室から一番遠い位置にあります。

しかし、トイレドアから直線的な位置に主寝室のドアがあるため、ドアが開いているとトイレの流す音が聞こえてしまいます。

まとめ

家づくりにおけるトイレの位置で気を付けたいことは以下の4点です。

  1. アクセスしやすい位置にあるか
  2. トイレの音、臭いがしない
  3. 採光用に窓は小さいものを採用
  4. 二階トイレは必要

1と2は必須事項、3と4は求める環境に応じて検討しましょう。
アクセスしやすさと環境を最優先です。

また、実際の間取りについては

  1. LDK横
  2. 洗面所横
  3. 玄関横

の3つが候補となり、どれもおすすめの配置です。特に2.のLDK(生活空間)からドアと廊下で隔てている洗面所横が音と臭いを完全に消せるためベスト配置です。
さらにトイレまでのルートを家事動線に含めて、二方向からトイレへのアクセスが出来るようになると快適さがアップします。

トイレは間取りにおいて後回しになりがちですが、毎日使う場所ですので比較的優先度を上げて位置を考えていきましょう。

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