最近Steamのレースゲーム(Asetto Corsa等)にはまっていますが、とうとうハンコンに手を出してしまいました。今回購入したハンコンはThrustmaster(スラストマスター)のT300RS GT Edtionです。かなりのロングセラー商品で発売よりかなり時間は経っていますが今もなお売れ続けている人気製品となります。
今回、このThrustmasterのハンコンとシフター、そしてハンコンスタンドの3点セットを購入しました。
スタンドまで購入しハンコンを固定となるとかなりの大きさになるため、皆さん設置や収納には苦労しているのではないでしょうか?
・ハンコンの選定で迷っている
・静かなハンコンを探している
・ハンコンスタンドの購入で迷っている
・ハンコンの収納場所に困っている
ハンコン、シフター、スタンドについて
Thrustmaster T300RS GT Edition
いわずと知れたThrustmasterの名機T300RS GT Editionです。購入の際の競合となるのがLogitecのG29やG923です。
値段だけで比較するとLogitecの方が圧倒的にコスパが良いです。さらにシフターを購入するとなるとさらにその差は広がります。
Thrustmaster T300RS GT EditionとLogitec G29やG923との決定的な違いは構造です。Thrustmaster T300RS GT Editionがベルト式に対して、LogitecのG29とG923はギア式です。
知り合いがLogitec G923を購入したため、Thrustmaster T300RS GT Editionと比較する機会ができました。今回、グランツーリスモ7にてG923のデモをしてもらったところ、フォースフィードバック(以下FFB)の効きはとても良かったのですが、ギア式特有のガガガッという音と振動がかなり気になりました。
私の場合、夜にゲームをすることが多いため、そのガガガッという音が騒音になってしまい、周囲への迷惑になってしまう感じがしました。逆にThrustmaster T300RS GT Editionはベルト式のため、シュル、シュルルッ的な音でギア式に比べるとかなりマイルドな音量です。FFBの音量の差はかなりあり、第三者意見として実際に妻に部屋の外に立ってもらい、FFBの音を聞いてもらいましたが、特に気にならないとの意見でした。
実際に深夜でも問題なく使用できるレベルです!
深夜でもFFBの音に気にすることなくプレイできるのがこのThrustmaster G300RS GT Editionです。
アクセルペダル/ブレーキペダル/クラッチペダル
Thrustmaster G300RS GT Editionはアクセル、ブレーキ、クラッチの3ペダルです。金属製なので見た目が良いです。
ハンコンスタンドに取り付けることでがっちり固定でき、安定したプレイが可能です。
Playstation5完全対応
少し前のモデルの場合、PS4⇔PS3(PC)といった表記でしたが、最新バージョン?ではPS5-PS4⇔PCといった具合にPS5の表示がされていました。元々からPS5に完全対応でしたが、さらに表記があることで対応への安心感が増しますね。
ハンコン2種類比較
ハンコン種類 | 仕様 | 音 | 振動 | 価格 |
---|---|---|---|---|
T300RS GT Edition | ベルト式 | 小さい | 小さい | 63,000円 |
Logitec G923 | ギア式 | 大きい | 大きい | 53,000円 |
Thrustmaster T300RS GT EditionはAmazonかDELESHOP(Yahooショッピング)での購入がお勧めです。販売価格の変動は激しいため、安いと思ったときに買うのが良いでしょう。Amazonでは2023年3月と比べ4月は5000円前後安くなっています。Logitecハンコンとの価格差は1万円なので、予算が許す限りはThrustmaster製のものを推奨します。
Logitec G923について、Amazonでの購入の場合、Amazon限定のG923dという型式のものもあります。こちらはメーカー保証が1年に短縮されたモデルとなり、少し安価な価格設定となっています。ロジクール公式サイト自身がタイムセールをしている時があり、その場合Amazonより安い価格設定となっています。(シフター付きでハンコンの通常価格と同じ値で売ってたりします)
Thrustmaster TH8A シフター
ハンコンがThrustmaster製なので、シフターも同じメーカーで合わせてみました。
外装が金属のため高級感がありますが、他メーカーのシフターと比べて価格が高いです。
Thrustmaster製はかなり高額なシフターとなりますが、同一メーカーに拘ったのには理由がありました。PCで使用する場合はハンコンとシフターはそれぞれ別れてUSB接続するため、特に問題になりませんが、プレイステーション等のコンシューマ機に接続する場合、同一メーカーかつシフターをハンドル側に接続しないとシフターが反応しません。
ThrustmasterのハンコンとシフターをPlaystation5で同時に使用するためには、ハンコンとシフターをDIN-DINケーブルで接続する必要があります。(ハンコンとPS5はUSBで接続します)
ハンコン→USB、シフター→USBではシフターは反応しませんので注意です。シフターは必ずDIN-DINケーブルでハンコンへ接続してください。
一時期PXNというメーカーのシフターがThrustmasterのハンコンに接続してプレイステーション5で使用できると話題になりましたが、当然メーカーは使用できないように対策してくるはずですし、ファームウェアの種類(最新であればあるほど)によっては使用出来なかったりと不安定な部分があるようです。
そのため、私は少々高くても安心して使用できる純正のシフターを選びました。
PXN A7 シフターについて
PXN A7であればDINケーブルが付属のため、Thrustmaster T300RS本体へ接続しPS5で動作させることが可能です。
しかし、T300RSのファームウェアによっては使用不可との報告があるので注意が必要です。
ダメ元で接続してみてPS5 で動けばかなりラッキーですね。
TH8A シフター 外観
Thrustmaster純正のシフターのシフト構成は7速+Rのフルスペックとなっています。シフトノブの位置は高く、シフトストロークは長いため、クイックなスポーツシフト的な操作にならないところが少し残念です。シフト操作自体は特に問題ありません。
価格について、ハンコン同様、値動きの激しい製品ですので、安いと思ったときが買いのタイミングです。Amazonでの購入がお勧めです。
AP2 レーシングホイールスタンド(ハンコンスタンド)
DELESHOPというところで購入しました。(Amazonでも取り扱いがあります)AP2というブランド名で販売されています。価格は12,980円と安価ですが、フレームはしっかりとしており重厚感があります。
サイズは幅50cm×奥行58cm×高さ66cm(最小)、そして重量12.4kgととても重く場所を取ります。設置場所と収納場所のサイズ確認は必須です。折りたたんで収納もできるようですが、構造上折りたたむという行為はあまり現実的ではありません。(ネジを緩める必要がある、収納に奥行が必要)
ハンコンの設置と収納
ハンコン設置状況
幅180cm×奥行80cmのデスク前にスタンドを設置し、そこへハンコンを固定しています。
モニタは31.5インチですが、普段PCを使用している距離だとハンコンを設置すると後ろ側へ引く形となりモニタとの距離がかなり遠くなってしまいます。
そこでロングタイプのモニタアームを設置して、ハンコン使用時は極力ハンコンとモニタとの距離を縮め、ゲームへの没頭感を高める工夫をしています。
31.5インチ程度のモニタの場合、顔とモニタの距離50cmくらいが理想です。
モニタアームの重要性
モニタアームはモニタ下部のスペースを開けるためだけでなく、自由自在に位置を変更できるため、ハンコン設置によってモニタとの距離が離れたとしても、モニタを前にせり出しての使用が可能となります。
モニタアームはHP製のBT861AAという型式のものですが、エルゴトロンのOEM製品であり信頼性は抜群です。
現在31.5インチの4K湾曲モニタを取り付けてしますが、各所の緩みは全くなく安定して固定かつ移動がとてもスムーズです。
エルゴトロン純正とOEMとの価格差
エルゴトロン純正が18,000円前後に対して、HPのOEMが11,000円前後で購入可能。(2023年4月現在)外装(質感)は違うものの、作りは全く同じです。(厳密には耐荷重MAX値が異なる)
実際のところ、モニタアームに1万円超えのものは正直高いと思いますが、使ってみてわかりましたが、移動の安定性、固定状態は抜群です。
アームをまっすぐに伸ばすと60~70cm前にモニタを移動させることができるため、ハンコン使用時においてモニタアームはハンコンスタンドと同様、必須のアイテムと言えます。
ハンコン、シフター固定方法
ハンコン、シフターは机には固定せずに、専用のハンコンスタンド(AP2)へネジ固定しています。バイスのように机に挟み込むタイプだと安定性にかけるため、圧倒的にスタンドへのネジ固定がお勧めです。シフターも同じくネジ固定しています。
収納状態
上写真のようにスタンドをそのまま机下に収めています。ただしハンコンが固定されたままだと机下に収まりませんので、ハンコンはスタンドから取り外して机下に収納しています。
ハンコンのスタンドへの固定は2か所のネジによって行いますが、六角ネジの場合、都度工具が必要となるため、手元に置いておけるプラスドライバーが使用できるプラスネジでハンコンの固定をしています。
ハンコンを使用するときはスタンドを机前に引き出し、ハンコンをスタンドへネジ止めします。使用後はハンコンを外し、スタンドを机下に収納します。その際、外したハンコンはスタンドの足元に置いておきます。
参考までに私が使用している机の奥行は80cmです。80cmという奥行のため、足元に収納したスタンドおよびハンコンは邪魔には感じませんが、奥行80cmよりも狭い場合はスタンドが手前に張り出してくる可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
ハンコンを使用するならスタンドはゲームをより楽しむ上で必須とも言えるアイテムです。ただスタンドはとても大きく、スペースを圧迫しますので、収納できるスペースの確保が必須です。スタンドの高さはハンコンを外した状態で収納できる高さに調整し、運用するのがベストです。
トータル費用について
Thrustmaster T300RS GT Editionが63,000円前後、Thrustmaster TH8A シフターが33,000円前後、AP2レーシングホイールスタンドが12,980円、3セットで106,000円ほどです。
ゲームデバイスとして考えるとかなり高額なアイテムとなってしまいます。
しかし、ハンコンFFBによる臨場感、シフターのマニュアル操作による車を操作しているという感覚、スタンドによる安定した操作感、以上の点からそれだけの費用をかけてもきっと満足のいく買い物だと思います。車好きであることが前提となりますが、その場合、ハンコンを含めたセットを購入しようか検討しているはずです。その時点できっと買いだと思います。
ハンコンは専用スタンドに固定しての使用がお勧め。
ハンコンを使用しないときは、スタンドから外し、机の下等目立たないところに収納する。
ゲームへ没頭するためにモニタはロングアームを使用し、極力近い位置(50cm以内)に設置がお勧め。
レースゲームにおいてはハンコンの有無でかなり面白さが変わってきます。ハンコンはとても魅力的なゲームデバイスですが、設置方法含め、特に収納に問題が無いか確認の上での購入が望ましいです。
今後の課題
31.5インチモニタは単体ですと大きいですが、ゲームをするにあたっては小さく感じてしまいます。
現在3モニタでPCを稼働させてはいますが、それぞれモニタサイズが違うため、ゲームを3画面での運用が難しいものがあります。いずれはモニタサイズを3面とも揃え、3画面表示でのゲームを体験してみたいものです。
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