2019年の夏、リビングのテレビをSony Bravia 9000Fに買い替えたと同時に、SonyのサウンドバーHT-X8500を衝動買いしてしまいました。サイズはコンパクトですが思ったよりも高音質なのには驚きです。
専らテレビでの使用ですがレビューしていきます。
2023年4月現在、少し前にHT-X9000Fを新規で購入・設置したため、無用となったHT-X8500は二階寝室へ移動しました。寝室の壁掛けテレビに壁に加工せず設置しています。
公式サイト:HT-X8500 | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー
スペック
同価格帯の他製品と比べ、ずば抜けて性能良い訳ではありませんが、そこそこのスペックを持ち合わせていますね。
同価格帯の他製品と比べ、ずば抜けて性能良い訳ではありませんが、そこそこのスペックを持ち合わせていますね。
特徴
最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス(R)」「DTS:X(R)」に対応
従来のチャンネルベースに音の位置情報や移動情報(オブジェクト情報)を加えた、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X(R)」に対応しました。前後左右を中心とした従来のサラウンド音場に対して、高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術により、全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間をお楽しみいただけます。
https://www.sony.jp/home-theater/products/HT-X8500/
ソニー独自の「Vertical urround Engine」搭載
高さ方向の表現力を加える「Vertical Surround Engine」と前後左右方向の表現力を加える「S-Force Pro Front Surround」により、フロントスピーカーだけで3次元の立体音響を実現します。また、「ドルビーアトモス」「DTS:X(R)」以外のコンテンツも臨場感のある音響空間を実現します。天井や壁からの反射音を利用しないため、部屋の形状の影響を受けにくく良好なサラウンドサウンドを楽しめます。
https://www.sony.jp/home-theater/products/HT-X8500/
購入価格
HT-X8500を購入する前はBRAVIA9000Fにフィッティング抜群なHT-X9000Fの購入を検討していましたが、サブウーファーが外置きのもので場所を取りそうだったため、コンパクトに収まるサブウーファー内蔵型のHT-X8500を選びました。
2023年4月13日現在kakaku.comの最安で 30,918円ですね。今でも現役で販売されているのは凄いことです。
梱包及び付属品
外装箱
どーんと存在感のある横長のパッケージです。
付属品
付属品はリモコン、電池、HDMIケーブル、保証書のみと最小限に抑えられています。
リモコン用としてSony製の単4電池2個が付属しています。
設置状態
さりげなくテレビ前に収まる大きさ・形状はGOOD。テレビはSONY BRAVIA KJ-55X9000F
写真のようにテレビの両サイドに足があるタイプですと、サウンドバーが脚の間に置けるので奥行きがコンパクトに収まります。
55型に丁度良い大きさで、少し音質に拘りがある感じが出て良いです。
サウンドバー全体像
本体の左右にスピーカーがあり、中央にはウーファーが内蔵されています。
サウンドバー一部拡大
外観はプラスチック感が丸出しではありますが、安物っぽくは見えません。
デザインは良い方ですね。
使用した感想
音量を上げると低音がズンズン響いて良い感じですが、地デジ番組では効果が薄いです。
設定は細かく出来ますが、あまりいじらず低音+1のみの変更しています。
Youtube等のネット動画では低音が響き音の良さが体感できます。
但し、ある程度音量は上げないとこのサウンドバーの良さは体感出来ません。
サウンドバーのメリット
良好な音質
本体はコンパクトなのですが、テレビのスピーカーとは比べ物にならないくらい良い音質です。
Bravia 9000Fのテレビスピーカーは下向きに付いているせいか音は聞き取りにくいです。
また、20Wしかないため音質は期待できません。
リモコン連動
TVリモコンの電源ON・OFFで反応してくれますので、特にサウンドバーの電源ON・OFFは気にしなくて良い為、使い勝手が良いです。
デメリット
本体に液晶画面はないので、設定状態はランプの点滅・点灯状態を見て確認を行うため、設定変更が結構面倒臭いです。
その為、セッティング時は取説必須ですが、一度セッティングを終わらせてしまえば、設定状態が保持されるため問題ありません。
DVDやBDの再生はまだのため、迫力ある音質を体験していませんが、トータル的には比較的低価格で音質を上げる事が出来満足です。
接続方法
この製品DolbyAtmos対応につき、レコーダー(Sony BDZ-FT2000)は直接サウンドバーに接続しております。
理由はBravia X9000FがeARCに対応していないためです。(ARCには対応)
eARC対応テレビの場合、レコーダーはTV側に接続でも問題ありません。
ARC(Audio Return Channel)とは
ARC (エー・アール・シー)とは、オーディオ・リターン・チャンネル (Audio Return Channel) の略です。
ARC に対応している機器同士であれば、HDMI ケーブル 1 本でつなぐだけで、双方のデジタル音声を楽しむことができます。また、近年では、「eARC」という機能を搭載したモデルも出てきています。
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/S1201309003095
eARCは、従来からあるARCの拡張版で、エンハンスド・オーディオ・リターン・チャンネル(Enhanced Audio Return Channel)の略です。
HDMIケーブル内のイーサネット・チャネルおよびARC機能に使用されていた2つのピンを使用し、従来のARCでは伝送できなかった、非圧縮の5.1ch / 7.1chや、HDオーディオ(Dolby Atmos®、Dolby TrueHD、DTS:X™、DTS-HDなど)もテレビ経由で伝送できる機能となります。
eARC接続には、イーサネット対応のHDMIケーブルが必要です。
[ テレビARC端子 ] →出力端子 [ HT-X8500 ] 入力端子←レコーダーHDMI出力
テレビのHDMI(ARC)出力端子からHT-X8500の出力端子へ繋ぎ、レコーダーHDMI出力はHT-X8500の入力端子へ繋ぎします。
テレビからのHDMIケーブルは、テレビが映像と音楽を出力しているという認識から、音を出力するスピーカーであるHT-X8500の入力端子の方へ繋いでしまいがちですが、出力端子の方へ繋いでください。
レコーダーのHDMI出力から直接サウンドバーの入力端子に接続しているので、TVがeARCに対応していなくてもDolbyAtmosが再生が可能となります!
その際プレミアムハイスピードのHDMIケーブルをご使用ください。
まとめ
映画・音楽視聴
映画視聴はとても臨場感があり、音質もよく、まるで映画館で見ているようです。
少し音量を大きくして視聴するのがベストです。
音楽視聴は実際にライブ会場で音楽を聴いている感じでとても迫力がありました。
気になる点
ボタンの感度がよすぎて、子供が触ってしまうと知らない間に設定が変わっていたということも起こりえますので注意が必要です。
チャイルドロック機構はありませんので注意です。
・コンパクトかつ良好なサウンド、ウーファー内蔵で場所を取らない
・DVD、BD、ネット動画中心の場合、音に迫力が出るので特にお勧め
・価格が31,000円前後*とスピーカーの中では比較的安価 *2023年4月現在
・DolbyAtomsを体験したい場合、ARC端子しかないテレビは接続方法に注意
・DobyAtoms対応機器から音に出すようにすればテレビが非対応でも問題無し!
ウーファー内蔵でコンパクト、そして良好な音質。
音に興味が無い方でもきっと欲しくなるくらいお勧めのサウンドバーです。
一度、家電量販店で実物を触って良さを確かめてください。
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