マイホームの外構費用について考える

外構費用
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マイホームを計画する上で外せないのが外構です。
家の方にお金が掛かってしまい、中々外構まで力を入れられないのが現状だと思います。
外構には建物価格の10%は予算に組み込みたいところです。
この10%というのは建物価格に対しての費用で、例えば建物価格が2000万円であれば、その10%である200万円を掛ければバランスの良いエクステリアになると言われています。今回は我が家の外構とその費用についてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

・マイホーム計画中の方
・外構費用の目安を知りたい方
・外構の仕様で迷っている方
目次

ハウスメーカー提案の外構予算


ハウスメーカーが提案してくる外構予算は、結構ざくっとした価格で、我が家の場合150万円で設定されていました。
外構費用150万円の場合、ハウスメーカー経由で外構をお願いすると、約2割はマージンで取られるので実際は120万円程度の外構となります。
実際に120万円の外構工事の場合でも、下記ような必要最小限な工事は可能なので、外構に拘りがない方は、ハウスメーカー経由でも問題ないかもしれません。(一般的な土地の広さ60坪~80坪を想定)

駐車場(カーポート無し)
門柱(ポスト、インターホンのみ・種類は選べない)
周囲のブロック、フェンス(最低限のもの)
アプローチ
建物周りの砂利及び防草シート

私の場合は、カーポートが欲しい、テラス屋根が欲しい等、色々希望があったので、外構費用を少しでも抑える為に外構は別手配とし、直接外構業者に頼むことにしました。

外構に求める条件

セミオープン外構
カーポート2台分(余り見かけない種類を希望)
テラス屋根
芝生を敷くことが出来るスペース(山砂敷き詰め)
植栽多数+スポットライトを使いたい

セミオープン外構とは


オープン外構とクローズ外構の中間に位置する外構となります。
オープン外構の解放感とクローズ外構のプライベート感、それぞれのメリットを取り入れたもので、ほど良い解放感とプライベート空間が魅力です。
良いとこ取りではありますが、注意すべき点として、クローズ外構よりは価格は抑えられるものの、壁の面積が増える分、オープン外構よりも価格が高くなってしまいます。

業者選定

私の場合は、ネットで発見した近郊の外構業者2社に絞り、見積もりをお願いしました。
ただ、ハウスメーカー経由が全てダメというわけでもなく、家の外観やコンセプトに適した外構を進めてくれる利点もあります。
エクスショップに頼む手もあります。サイクルポートをお願いするために2017年に利用しましたが、価格も安く良い業者に当たったため、特に問題はありませんでした。

外構業者の決定

今回、岐阜県大垣市墨俣町にあるGraund Art Styleさんにお願いしました。
企画力が高く、納得がいくまで打ち合わせ可能です。
事務所にカフェが併設されており、そこでの打ち合わせになります。

ウェブサイト:http://www.ground-art.net/

もう一社見積した業者と比べると若干高く感じましたが、それに代わる提案力、技術力、施工実績を持ち合わせており、そこが魅力的であり、今回、外構の依頼をお願いするに至った理由でもあります。

保証・アフターサービス

設備と植栽枯れ保証が1年ついています。
万が一、植栽が枯れても1年未満であれば新しいものと交換が可能です。
アフターサービスについては、電話またはメールですぐに対応していただけます。
門柱部の一部剥がれ、カーポート下の土間コンクリート部ひび割れの不具合がありましたが、無償ですぐに直していただけました。
その他、台風でカーポートの屋根が一部外れた際もすぐに直していただけました。

外構の内容・各費用

外構においてカーポート2台分は必須項目でした。
その他、1階で洗濯物が干せるようにテラス屋根も希望しました。
植栽へのライティングも3箇所お願いしました。

カーポートの種類


カーポートは私と妻の車で2台分必要です。
普通のタイプ(よく見かけるタイプ)を進められましたが、少し変わったデザインが良いと考え、TOEXのアーキデュオワイド(ロング柱仕様54-50)を選定しました。
TOEXアーキデュオワイドTOEXアーキデュオワイド
屋根がフラットで見た目がシンプルでスマートな形状です。

規格幅 約5,441mm
規格奥行 約5,019mm
ロング柱仕様 約2,500mm
ナチュラルシルバー
オプション コンセント
価格10,000円(定価:17,300円)
価格 400,000円(定価648,500)

標準柱仕様だと有効高が約2,250mmで多少窮屈な為、ロング柱仕様(有効高2,500mm)を選びました。
普通車2台が余裕で置けるスペースです。
ウェブサイト:https://toex.lixil.co.jp/news/new252.htm
現在、2台仕様は無くなり、3台仕様のみとなっています。

テラス屋根の種類


テラス屋根は洗濯干し用として設置しました。屋根はTOEXのジーマテラスをチョイス。
ジーマテラス

規格 2間6尺(4本柱仕様)
間口 約3,600mm
出幅 約1,800mm
シャイングレー
オプション カーテン、物干しフック
価格 310,000円(定価473,400)

屋根にカーテンが付いており、夏場の暑い日は日光を遮ることが出来ます。
日差しをコントロール出来るので、常に快適です。床面はタイル張りです。
物干し竿を引っ掛けるフックはオプションとなります。

ウェブサイト:https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/zima/

ハウスメーカーの施工以外でテラス屋根を設置する場合、トヨタホームでは注意が必要です。
鉄骨の為、外壁へのビス止めはNGで、仮に外壁へビス止めした場合、雨漏れ等の保証が無効となってしまいます。
ですので、4本柱仕様のものとし、外壁へのビス止めは一切しないタイプのテラス屋根を選定しました。

オリジナル立水栓


オリジナルでありながら40,000円とお手頃価格。
庭のちょっとしたアクセントになり満足度が高いです。

植栽

木の種類 背丈 費用
ソヨゴ h2500 25,000円
シマトネリコ h2500 17,000円
シマトネリコ h2000 サービス
オリーブ h2000 15,000円
シラカシ h2500 15,000円
モミジ h1500 サービス
下草 25,000円
総額 97,000円

h=高さ(m)

植栽ライトアップ

LEDスポットライトをいくつか設置しました。植栽とライトの相性は抜群です。

和室からの眺めです。小窓を設置し、外のライトアップを眺めることが出来るのがお気に入りです。

植栽が影となり、壁面に投影される姿は中々素敵です。
写真にはありませんが、オリーブの木にもライトアップしており、ライトアップ箇所は全部で4つあります。
ライトアップは1箇所1万円でほぼサービス価格でやっていただけました。(単品で購入すると2万位します)
スポットライトを点灯させるには電圧変換(100V→12V)のトランスが必要となります。
トランスには便利機能がついており、点灯してから任意の時間で消灯させたり、オートで夜間のみ点灯させたりすることが出来ます。
トランス1つにつきスポットライト2個まで接続可能です。

ユニソンのエコルトスポットライトは少し割高ですが、光量は問題なく、耐久性も抜群です。(2013年11月設置からノントラブルです)

ライトアップは比較的安価に設置出来ますのでお勧めです!

外構トータル費用

今回、総額265万円(税抜)掛かりました。
最初289万円で提示され、280→265万円と2回値引き交渉を行い、無理を言いましたが快く値引きを引き受けてくれました。

(参考)土地の広さ:281.8㎡≒85坪

まとめ

外構はハウスメーカーに委託か、直接外構業者に委託かを決めなければいけません。
費用や企画力の面では圧倒的に後者となります。
ローンの問題もありますので、予算と相談しながら最終的に判断をしてください。

ハウスメーカー委託の場合

マージン分の費用(約20%)が余分に掛かる
また、外注業者の為、変更に時間が掛かり、中々思い通りの外構とならない
住宅ローンに外構費用を組み込める

直接外構業者委託の場合

好きな業者を選べ、納得いくまで検討出来、費用も抑えられる
デメリットとして、住宅ローンとは別にローンを組むかまたは現金で支払う必要がある

建物に対する外構費用割合

我が家の場合、9.8%でした。
建物価格(付帯工事費用除く)約2,700万円に対し、外構費用総額265万円なので、10%に近い状況なので理想的と言えます。

これから外構を計画される方は外構費用割合10%前後を目標に計画されてみてはいかがでしょうか。

ハウスメーカー委託よりは直接外構業者の方が費用が抑えられ、業者に対し細かく指示が出せることにより理想に近い外構になるので直接の委託をお勧めします。

今回、地元の外構業者であるGroundArtStyleさんにお願いした訳ですが、とてもデザイン力があり、アフターもしっかりとした外構業者でした。
近郊の方はチェックしてみてください。

やふ
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/

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