テレビ買い替えのきっかけ:旧型からのサイズアップと4Kへの興味
我が家では、長年使用していたテレビが古くなったことと、そろそろ大画面で高画質の映像を楽しみたいという思いから、6月頃にテレビの買い替えを検討し始めました。家電量販店を何度も巡り、最終的にジョーシン店舗で理想のテレビを見つけることができました。この記事では、テレビの購入計画から決定に至るまでの経緯と、サイズ選びやメーカー選びで悩んだポイントをご紹介します。
テレビの種類:4K解像度は必須?チューナーの必要性を検討
現在、テレビの解像度は大きく分けて4KとフルHDがありますが、高画質を求めるならやはり4Kが選択肢に入ります。ただし、4K放送はまだ始まったばかりで、地上デジタル放送が4Kに対応する予定も今のところありません。そのため、4Kチューナー内蔵であるかどうかは、購入の絶対条件とは考えませんでした。
- 4K対応テレビ:4K(3840×2160画素)の解像度を持つテレビ
- 4Kチューナー内蔵テレビ:BS4K・8K放送を受信できるチューナーを内蔵したテレビ
我が家では主に地上波放送しか視聴しないため、現時点では4Kチューナーは不要と判断しました。
テレビサイズの選び方:リビング10畳に最適なインチ数は?
テレビを購入する上で最も悩ましいのがサイズ選びです。我が家のリビングは約10畳で、以前はSonyの40型テレビ(2010年製)を置いていました。せっかく買い替えるなら、50インチ以上の大画面にしたいという希望がありました。
ここで重要なのが視聴距離です。4Kテレビは、フルハイビジョンテレビに比べて最適な視聴距離が短いため、同じ部屋でもより大きなサイズのテレビを設置できるようになりました。
テレビと視聴距離の目安(フルハイビジョン vs 4K)
かつては、10畳のリビングに50型以上のテレビを置くのは稀でしたが、4Kテレビの登場と大型テレビの価格低下により、大画面テレビが一般的になりました。70型でも視聴距離は約1.3mと、フルハイビジョンの32型相当で視聴できるのです。
したがって、テレビのサイズ選びは、部屋の広さを考慮しつつ、予算内で自分が満足できるサイズを選ぶのが基本となります。
フルハイビジョンテレビの場合の目安
サイズ | 画面の高さ | 部屋の広さ | 視聴距離 |
---|---|---|---|
32V型 | 約39cm | 4.5畳未満 | 約1.2m |
40V型・43V型 | 約50cm | 4.5~6畳 | 約1.5m |
46V型 | 約57cm | 6畳 | 約1.7m |
49V型 | 約60cm | 8畳 | 約1.8m |
52V型 | 約65cm | 8~10畳 | 約1.9m |
60V型 | 約75cm | 10畳以上 | 約2.2m |
70V型以上 | 約87cm | 10畳以上 | 約2.6m |
4Kテレビの場合の目安
サイズ | 画面の高さ | 部屋の広さ | 視聴距離 |
---|---|---|---|
43V型 | 約50cm | 4.5~6畳 | 約0.8m |
46V型 | 約57cm | 6畳 | 約0.85m |
49V型 | 約60cm | 8畳 | 約0.9m |
52V型 | 約65cm | 8~10畳 | 約1m |
60V型 | 約75cm | 10畳以上 | 約1.1m |
70V型以上 | 約87cm | 10畳以上 | 約1.3m |
上記の表から、10畳のリビングには50インチ以上が適切と考え、思い切って60インチ以上を視野に入れることにしました。
メーカー選び:国内ブランドか海外ブランドか?
近年、LGやハイセンスといった海外メーカーが台頭し、低価格ながら高性能なテレビが増えています。特にハイセンスは、東芝の映像部門を吸収したことで、レグザエンジンを搭載するなど、高画質をアピールしています。
メーカーにこだわらなければ、65型のテレビが10万円以下で購入できる時代になったのは驚きです。
しかし、我が家では様々な検討の結果、最終的にSonyのBRAVIAを選ぶことにしました。主な理由は、使用しているBDレコーダーがSony製であるため、メーカーを揃えたかったことと、ブラビアリンクという連携機能を使いたかったからです。
価格帯の比較(65型中級機の場合)
- ノーブランド:10万円以下
- 海外ブランド:13~16万円
- 国内ブランド:20~25万円
65型の場合、国内有名ブランドは軒並み20万円を超えますが、ノーブランドであれば10万円以下で購入可能です。
購入したテレビ:Sony BRAVIA 55型を選んだ理由
最終的に購入したのは、Sony BRAVIA KJ-55X9000Fという55型の4K液晶テレビでした。BDドライブ(Sony BDZ-FT2000)も同時に新調したため、予算の都合で当初予定していた60インチ以上から55インチにサイズダウンしました。
メーカーをSonyではなく、LGやハイセンスにしていたら65インチも選択肢に入ったと考えると、少し後悔の念も残ります。しかし、BRAVIAの高画質には満足しています。
このモデルは2018年モデルのため、4Kチューナーは内蔵されていませんが、地上波放送しか見ない我が家では今のところ全く問題ありません。
テレビ台の選び方:テレビサイズとのバランスが重要
テレビ台の購入も、デザインだけでなく、部屋とテレビのサイズに合った幅を選ぶことが重要です。

上は以前使用していた40型テレビと幅180cmのテレビ台。テレビが小さく、アンバランスな印象でした。

55型テレビの場合、幅180cmのテレビ台とのバランスが良く、見た目も安定します。
一般的に、55インチ程度までのテレビであれば、幅180cmのテレビ台がバランス良く収まります。それ以上の大型テレビになると、幅200cmを超えるテレビ台が必要になることが多いでしょう。
テレビ台を選ぶ際には、以下のページも参考にしました。
まとめ:後悔しないテレビ選びは予算と希望する機能のバランス
今回のテレビ買い替えでは、最終的にSony製のBRAVIA 55型を選びましたが、もしBDレコーダーとの連携やメーカーへのこだわりがなければ、海外ブランド(LGやハイセンス)は非常におすすめです。発色や画質も優れており、国内ブランドと比較して価格も抑えられています。
Sonyのテレビを購入して後悔している点は、やはり価格の高さです。実際にはリンク機能もほとんど使用していないため、ハイセンスを選んでいたら65インチのテレビが購入できたかもしれないと考えると、少し残念です。
画質に特にこだわりがない場合は、格安なノーブランド品も選択肢となりますが、満足度を考えると、海外ブランドのLGやハイセンスの方がおすすめです。
最終的には予算との兼ね合いとなりますが、ご自身の希望する機能や画質、サイズなどを考慮し、後悔のないテレビ選びをしてください。

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