メディアプレイヤーのお勧めはこれ!

メディアプレイヤーのお勧めはこれ!
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今回、「メディアプレイヤー」なるものを購入しました。
メディアプレイヤーとは様々な形式のメディアファイル(.avi .mp3等)が再生できる装置です。

本体は手のひらサイズでコンパクト。どこにでも設置が可能です。


サムスン製2.5インチSSDとの比較
2.5インチHDD/SSDを収納可能

現在、車に搭載されているアルパインのナビ(BIG X)はSDカードでMP3等の音楽ファイルは再生できるのですが、動画ファイルが再生出来ません。

15年程前にもメディアプレイヤーの購入を検討したのですが、当時は本体サイズが大きくとても持ち出せるものではありませんでした。
その当時は機器のラインナップが少なく、メディア形式のバージョンによっては再生できたり出来なかったりと不安定さが目立ちました。
以上の理由から購入を見送っていましたが、つい最近Amazonでメディアプレイヤーを見かけ、すごくコンパクトになっていたことから興味を持つようになり、今回購入するに至りました。

実際にリビングのテレビと車内のナビに接続して使ってみたところ、動作がとても安定しており、どんな形式のメディアファイルでも開くことが出来ました。
今回はそんな便利なメディアプレイヤーについてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

・PC内にある動画ファイルをTVでみたい
・ネットワークからPC内にある動画ファイルをテレビでみたい
・車内で動画がみたい
・再生が安定したメディアプレイヤーを知りたい
・レジューム機能のあるメディアプレイヤーを探している
・HDD/SSDが内蔵できるメディアプレイヤーを探している
目次

メーカー

様々なメーカーがメディアプレイヤーを販売していますが、私はITPROTECH(アイティプロテック)というメーカーのものにしました。

詳細ページ公式ページ

公式サイトで製品詳細が確認でき、サポート窓口が明確になっているので安心感があります。

Media Wave HD Pro

特徴

有線LANポート装備でネットワークに接続可能=PCからもPCへもアクセス可能
OSはLinuxが搭載されている=起動が早い
REALTEKチップとJMicronコントローラが搭載されている=安定動作、高速転送
付属品が豊富で購入した日からすぐに楽しめる=別途費用が掛からない

Media Wave HD Proというのが製品型番となります。

■プロフェッショナル仕様! 次世代型ポータブルメディアプレーヤー!

好評のOS:Linuxに最新チップ(RTD1185+JMS578)を実装した国内初の開発基板を使用しております。
メディアプレーヤー製品に定評のあるSOC:RTD1185の性能をフルに活用したスペックをポータブルサイズで仕上げ、さらに最新のUSB3.1 SATA Bridge:JMS578を実装しました。
これにより、メディアプレーヤー機能、ネットワーク機能、外付けストレージ機能すべてが高スペックでご利用いただけます。
引用元:https://www.itprotech.jp/mediaplayer/mediawavehd-pro/

製品仕様

再生対応
フォーマット
再生フォーマット DVD-ISO、BD-ISO、H.264(MPEG-4 AVC)、MPEG4 ASP、 MPEG1、PEG2 PS/TS/M2TS、RV8/9/10、Divx3/4/5/6、 Xvid、WMV9、MJPEG、FLV1(Sorenson Spark)
動画拡張子 AVI、Divx、FLV、MKV、MOV、MP4、MPG、 RM、SWF、VOB、WMV、ISO
音声形式 DTS、DTS-HDMA、AC3、LPCM、APE、 LC-AAC、HE-AAC、TRUEHD、DolbyDigitalplus、 MP3、OGG、WAV、WMA、FLAC
画像形式 BMP、GIF、JPEG、PNG
接続端子 映像/音声 HDMI出力端子×1、AV端子(映像/左右音声)×1
記録メディア用(外付) USB2.0端子×1、microSDカードスロット×1
記録メディア用(内蔵) Serial ATA端子×1
(7mm厚/9.5mm厚2.5インチSSD/HDD接続用)
ネットワーク RJ-45イーサネットコネクタ×1
(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応)
PC接続用 USB3.1 Gen1/USB3.0 microB端子×1

ISOファイルもそのまま再生出来てしまうのでとても便利です。
LANポートはギガビット対応なのが嬉しい所です。
2.5のHDDまたはSSDを装着出来ますが、USBメモリやマイクロSDカードだけでもデータを入れれば問題なく再生が出来ます。

最近はUSBメモリやマイクロSDカードの大容量かつ安価で購入できることと、転送スピードも上がっているため、記録メディアはそれらで十分かもしれません。

パッケージ


製品はしっかりとしたパッケージに収納されています。
メディアプレイヤー本体の下に付属品各種が収納されています。

外観



USBポート、LANポート、AV(コンポジット)入力、HDMI入力、電源コネクタがあります。
残念ながら、AV(コンポジット)入力とHDMI入力の同時使用は出来ません。(端子同士の間隔が狭く同時にケーブルが挿せないため)

側面逆側にはmicroSDカードスロット、USB3.1 Gen1ポートがあります。

付属品

リモコン、HDMIケーブル、AVケーブル、PC接続用USBケーブル、専用ACアダプタ、専用シガー電源アダプタ、USB-DC電源ケーブル、取付ネジセット、滑止ゴム足、日本語マニュアル

付属品は豊富で、車内での使用も想定されているため使い勝手が良いです。
カバーを外すためには、精密なプラスドライバーが必要ですが、それも付属しているので家に工具がない方でも問題ありません。
日本語マニュアルは内容がしっかりしているのが好印象でした。

リモコンは単4電池×2が必要ですが、さすがに電池までは同梱されていませんでした。

価格

ネットワーク機能が不要な方の為にネットワーク機能が削除されたモデルもあるので、必要に応じて選択できます。

価格の目安
ネットワーク対応:¥9,600
ネットワーク機能無し:¥7,219

ネットワーク対応


楽天、Yahooでも購入できますが、Amazonが圧倒的に安いのでAmazonでの購入をお勧めします。

こちらはネットワーク機能無し

保証

購入より12ヵ月です。
日本語マニュアルの一番後ろのページが保証書となっています。

USB接続

USB接続では、USBフラッシュメモリ、USB外付けHDD及びSSD(HDDは16TBまで動作保証有り)が接続可能です。

内蔵での接続

内蔵での接続とする場合は、2.5インチのHDDまたはSSDが接続できます。
実際に手持ちの1TBHDDとクルーシャル製SSD2点(256GBと512GB)が認識しました。
後述しますが、サムスン製256GBのSSDが認識しなかったという現象もあり、相性の問題があるかもしれません。

対応microSDカード

microSD/microSDHC/microSDXC(128GBまで動作確認済)
実際にTeam製128GBのmicroSDXCカードが認識しました。

対応フォーマット形式

HDDやSSDは基本、フォーマットはNTFSで問題ありませんが、exFATにも対応しています。

使用温度範囲

0~40℃(結露無き事)
夏の炎天下での放置はやめた方が良いですね。
車内で使用する場合、直射日光は避けましょう。

機能

1.ネットワークメディアプレイヤー
2.NAS

通常通りネットワークメディアプレイヤーで使う方法と、内蔵したディスクをネットワーク上に公開してNASとしても使うことが出来ます。

リモコン

外観はチープではありますが、ボタンはしっかりと押した感じがします。
単4電池×2で動きます。(電池は別途購入必要)
SonyのAndroidTVと同様、少しもっさり感はありますが、普通に使えるレベルです。
戻るボタンとGotoボタンは良く使用するボタンとなるはずです。
Gotoボタンは任意の場所に行けるため重宝しています。

内蔵HDD/SSDのセット方法



本体側面にあるプラスネジ2箇所(赤丸印箇所)を外し、カバーを開けます。





2.5インチのHDDまたはSSDを装着します。




精密プラスドライバーは同梱されていますが、上記のような精密ドライバーセットがあると便利です。(アマゾンで購入)


インターフェース(画面上)



インターフェースは至ってシンプルです。
必要最小限の設定しかないため、分かりやすいです。
映像設定の画面表示はフィットスクリーンより全画面表示の方が端が切れることなく良いです。(4:3の動画でも上手く引き伸ばしてくれる)


レジューム機能を活かす場合、オートプレイはオフにしなければいけません。

レジューム機能

動画再生において、レジュームが出来るか出来ないかで便利さは大きく変わります。
この機種は問題なくレジュームが効きますのでご安心ください。



レジューム再生の条件として、前回起動が電源オフにて正常にシャットダウンされていることと、動画再生時に上記のようなメッセージが出ますが、必ずOKを押してください。
OKを押さないと5秒程で最初からの再生となってしまいますので注意が必要です。


車内で使用している場合、そのままエンジンを切ってしまうと、次回レジュームが効きませんので注意です。必ずメディアプレイヤーを正常終了させてからエンジンを切るようにしてください。

ネットワーク連携

ネットワーク連携は私が一番使いたかった機能です。
LANに接続すれば、メディアサーバーのように動き、またネットワーク上にあるPC内の共有データを再生出来たりします。
今まではDLNAサーバ機能があるServiioというソフトウェアをPCにインストールして使っていました。ファイルによってはTVで出来なかったりと使い辛かったのですが、ITPROTECHのメディアプレイヤーにしてからは再生出来ないということが無くなり、とても快適に使用出来ています。

ネットワークへの接続は有線LANのみとなり、Wi-Fi機能は無い為注意してください。

USB3.1Gen1端子の使用

内蔵HDD/SSDにメディアファイルをPCから追加する場合、内蔵HDD/SSDを装備したまま付属のUSBケーブルでUSB3.1 Gen1端子とPCのUSB端子を接続すれば、PCのエクスプローラでディスク操作が出来るようになります。

PCからデータ追加の際、わざわざ内蔵ディスクを外す必要はありません。

問題点

内蔵HDD/SSDで認識しないものがあります。

HDD(120GB)は認識したが、SSD(256GB)は認識しなかったというものです。

種類 メーカー 機種 容量 NTFS exFAT
HDD IBM HTS541612J9SA00 120GB
SSD Samsung 840PRO 256GB × ×
SSD Samsung MCCOE64G5MPP 64GB × ×
SSD Intel 520 Series 120GB × ×
SSD Crucial MX500 256GB
SSD Crucial MX500 512GB

マニュアルにはフォーマットをexFATにして試してくださいとありましたがそれでも認識せず駄目でした。
ファームウェアを最新版にしてみましたが症状は変わらずでした。
この件はメーカーへ確認してみようと思います。
ちなみに認識した方のHDDはフォーマットがNTFSでもexFATでも認識しました。

メーカー確認結果

メーカーへ症状を伝えたところ故障かもということで、メーカーで診てもらうことになりました。しかし、メーカーでは不具合が確認できずという結果でしたが、念のため新品交換していただきました。

新しく届いた交換品でも認識するHDD/SSD、認識しないHDD/SSDの種類は変わりませんでした。

メディアプレイヤーとHDD/SSDで接続の相性があるようです。

次期モデルの要望

非常に便利なITPROTECH製のメディアプレイヤーですが、次期モデルは搭載してほしい要望をまとめてみました。

[jin_icon_checkcircle color=”#3b4675″ size=”18px”]本体自体にハードウェアキーを装備してほしい(リモコンがいつ壊れるか不安)
[jin_icon_checkcircle color=”#3b4675″ size=”18px”]液晶モニタ(タッチパネル)搭載で、そこでメニュー操作をしたい
[jin_icon_checkcircle color=”#3b4675″ size=”18px”]ネットワーク対応かつ内蔵ドライブ非搭載でよりコンパクトな機種を出してほしい
[jin_icon_checkcircle color=”#3b4675″ size=”18px”]Wi-Fi機能を搭載してほしい

まとめ

ITPROTECH製メディアプレイヤーはそれなりの価格がしますが、ネットワーク対応のものは種類が少ないので重宝します。
プレイヤーのサイズはコンパクトで、OSにLinuxを採用しているので起動が早く、インターフェースも分かりやすい表示画面で、ストレスなく操作出来ます。

メリット

■価格は1万円以下とお値打ち
■シガーアダプタ、収納ネット、AVケーブル等が最初から付属しているので、すぐに使い始められる
■LANポート搭載でネットワーク上でTVやPCからメディアプレイヤーにアクセスしたり、メディアプレイヤー上から他のPCへアクセスしたりできる
■OSがLunux搭載で起動が早い
■メディアプレーヤー機能に定評のあるREALTEK製SOC RTD1185を採用している
■JmicronのJMS578 USB 3.1 Gen1 to SATA 6Gb/s Bridge Controller採用で記憶デバイスの高速転送が出来る
■公式ウェブサイトで製品の詳細を確認できる
■販売は国内メーカーの為、安心してサポートが受けられる
デメリット

■内蔵HDD/SSDがメーカー・機種によって認識しない場合がある
■リモコンで電源オフにしないとレジュームが効かない

一部の内蔵HDD/SSDで認識されない問題があるものの、microSDカードの容量が増えてきていることもあり、特に問題ではなくなっています。

やふ
転送速度はmicroSDカードレベルで全く問題無いです。

また、レジューム機能についても条件がシビアな為、車内での使用は注意が必要です。(必ずリモコンで本体の電源をオフにする)
デメリットがあるものの、メリットの方が効果が大きい為、特に気になりません。

旅行の際、車内で動画が見られて子供達はとても喜んでおります。
通常はリビングで使用し、お出かけする時は本体とケーブルを移動するだけなので、気軽に持ち出すことが出来ますね。
正直、超小型PCが1台増えたのと同じですので、便利さが凄く上がりました。
是非、一家に1台お勧めします!

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