はじめに:6年目の真実!トヨタホームのリアルな住み心地
我が家がトヨタホームで念願のマイホームを建て、今年11月で早6年目を迎えます。5年以上実際に住んでみて感じた、トヨタホームの良い所、悪い所を、2025年現在の視点も踏まえて正直にご紹介します。ハウスメーカー選びで悩んでいる方、トヨタホームが気になっている方は必見です!
【メリット】住んでみて実感!トヨタホームの良い所
【進化する耐震技術】鉄骨構造は地震に強い
トヨタホームの大きな魅力の一つは、やはり鉄骨構造による高い耐震性です。「鉄骨ラーメンユニット構造」は、地震エネルギーを効率的に吸収し、耐震等級3を余裕でクリアする性能を誇ります。近年、南海トラフ地震や首都直下型地震のリスクが高まる中、住まいの耐震性は最も重要な検討ポイントと言えるでしょう。
家づくりにおいて耐震性を最重要視した私たち夫婦は、展示場でユニット構造の強度や模型を目にした瞬間、「これだ!」と確信しました。設計の自由度が高いのも魅力で、間取りや柱の位置を過度に気にすることなく、長期優良住宅の認定を取得できました。これは、将来的な資産価値にも繋がる重要な要素です。
住宅構造を木造か鉄骨造かで悩む方も多いと思いますが、私たち夫婦は迷うことなく鉄骨造を選択。その安心感は、6年住んだ今でも変わりません。
【開放的な暮らし】大空間スペースの実現
木造住宅と比較して、鉄骨構造は柱や壁の制約が少なく、広々とした大空間を作りやすいのがメリットです。トヨタホームのユニット配置によっては、40帖近い開放的なLDKを柱なしで実現することも可能です。これは、家族の集まるリビングを広くしたい、将来的に間取りの変更をしたいといったニーズに応えることができます。
【光あふれる住まい】大開口窓で明るいリビング
窓の種類やサイズは、住まいの快適性を大きく左右する要素です。妻の実家のような明るいリビングに憧れていた我が家では、横並びで2つの大きな窓を採用しました。幅2.5mと3m、高さ2.3mのハイサッシは、開放感と採光性を両立するおすすめの選択です。特に横長のLDKでは、想像以上に明るい陽光が差し込み、冬場は暖かく過ごせます。
大きな窓は断熱性の低下や電気代の増加が懸念されますが、高断熱サッシの採用やLow-Eガラス、適切なカーテン選びによって、ある程度は対策可能です。開放感と明るさのメリットを考えると、積極的に取り入れたい要素です。
【品質安定の証】工場生産による高品質
(2019年9月30日追記)トヨタホームの家は、部材の約80%以上が工場で生産されます。これにより、現場での施工による品質のばらつきを大幅に抑えることができます。また、上棟も天候に左右されにくい晴天時に1日で完了するため、雨による家の内部への影響を最小限に抑えられます。これは、品質の安定性を重視する方にとって大きなメリットです。
【長く美しく】高い外壁耐久性
トヨタホームは、独自の技術による高耐久塗装を外壁に採用しています。築6年近くになりますが、目立った汚れはなく、新築時の美しい状態を保っています。長期的なメンテナンスコストを考慮すると、外壁の耐久性は重要なポイントです。今後の耐久性にも期待しています。
参考:長く住まえる安心耐久性|住宅・ハウスメーカーのトヨタホーム
【将来への安心】長期優良住宅認定の取得
トヨタホームの住宅は、高い基本性能を備えているため、間取りなどの設計に過度な制約を受けることなく、長期優良住宅の認定を比較的容易に取得できます。面倒な申請手続きはメーカーが代行してくれるため、手間もかかりません。長期優良住宅は、住宅ローンの金利優遇や税制上の優遇措置など、多くのメリットがあります。
【経済的なメリット】火災保険料の優遇
燃えにくい鉄骨造であることは、火災保険料が木造住宅と比較して安くなるというメリットにも繋がります。ただし、鉄骨は一定以上の高温に晒されると強度が低下するリスクも理解しておく必要があります。しかし、現代の建築基準法では、火災時の避難経路の確保などが義務付けられており、過度に心配する必要はないでしょう。
【快適性を向上】自動式シャッターの導入
当初は検討していなかった自動式シャッターですが、見積もり時に営業の方から提案があり、導入を決めました。グループ企業がシャッターを製造しているため、比較的安価に設置できるようです。手動式シャッターとの価格差も大きくなく、日々の開閉の手間を考えると、導入して非常に満足しています。
【企業特典】トヨタ関連企業の値引き
トヨタ自動車をはじめとするトヨタ関連企業に勤務している場合、住宅購入において大幅な値引きサービスや特典を受けられる可能性があります。具体的な割引額は個々のケースによって異なりますが、該当する方は必ず確認しておきたいポイントです。私もこの制度を利用しましたが、一般の方と比較して有利な条件で購入できたと信じています。
【安心のサポート】充実したアフターサービス
トヨタホームのアフターサービスは非常に充実しており、定期点検の際に気になる箇所を無償で修理してくれるなど、対応が素晴らしいです。要望にも柔軟に応えていただけ、安心して住み続けることができます。また、住宅設備の保証期間も有料で10年まで延長できたのは、長期的な安心に繋がる大きなメリットでした。
【デメリット】住んでみて気になる!トヨタホームの悪い所
【断熱性の課題?】夏暑く、冬寒い
木造の実家と比較すると、鉄骨の熱伝導率の影響か、夏は暑く、冬は寒く感じることがあります。特に冬場の暖房費は高額になりがちです。高気密・高断熱が謳われる современной住宅ですが、間取りや断熱材の種類によっては、光熱費に影響が出る可能性があります。
【光熱費の現実】冬の電気代は覚悟が必要
特に真冬のエアコン代金は、夏の2倍近くになることもあり、家計への負担は無視できません。全館空調システムなどを導入していない場合、冬場の電気代が2万円を超えることもありました。断熱対策として、窓の断熱性能向上や断熱カーテンの利用などを検討するのも有効です。
【設計の制約】ユニット構造による間取りの制限
最初の設計段階でほぼ理想の間取りが実現できたため、大きな不満はありませんでしたが、部屋の細かな位置や形状を希望通りに設定しようとすると、ユニットのサイズや組み合わせによる制約が出てきます。既存のユニットを分割して使用するような設計は基本的にできません。また、複雑な形状の家は、コストアップに繋がる可能性が高いです。
価格を抑えるためには、「LQ(Life Quality)」のようなある程度規格化された住宅を選ぶのも一つの方法です。ユニットの組み合わせ次第で価格が大きく変動するため、予算に合わせて最適なプランを見つけることが重要です。
【価格帯】ハウスメーカーならではのコスト
トヨタホームは、大手ハウスメーカーの中では中堅クラスに位置しますが、一般的な地元工務店と比較すると、建築費用はやはり高めです。平均坪単価は65万円~75万円程度であり、決して安価ではありません。また、標準仕様の住宅設備は必要最低限のものが多く、オプションやオーダーを加えると、あっという間に価格が跳ね上がってしまうため、予算計画は慎重に行う必要があります。
【外観の均一化】似たようなデザインになりがち

(2019年9月30日追記)ユニットの組み合わせによって家の基本的な形状が決まり、外装材もトヨタホームのカタログから選択するため、どうしても外観が似たような印象になりがちです。特に、1階と2階の接合部分に入る帯状の見切り材は、外から見るとトヨタホームの建物であることが一目で分かります。ただし、大きな窓を自由に採用できる点は、外観の高級感を演出する要素となります。
まとめ:トヨタホームでの暮らし、6年目の評価
高耐震・高耐久
トヨタホームの、大地震発生後も安心して住み続けられる高耐震な家に惹かれたのは間違いありませんでした。6年住んだ今でも、その安心感は揺るぎません。
価格
トータル的にトヨタホームで特に後悔した点はありませんが、やはり価格はもう少し抑えられていればと感じます。参考までに、我が家の「シンセ・スマートステージ」というシリーズの40坪弱の家で、総費用は約2,900万円でした(付帯設備含む、土地・外構費用は除く)。
環境
夏暑く、冬寒いというデメリットはありますが、 современнойな空調設備で十分に補えますので、大きな問題とは感じていません。今のところ大きな不具合もなく、快適に生活できています。10年点検時の結果も、今後ブログでご報告できればと思います。
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