トヨタホームは鉄骨のユニット構造を採用しており、従来の木造住宅のように、現場で材料を一から組み立てるのではなく、工場で約85%が生産され、残りは現地で作業が行われます。
工場内でのライン作業の為、各作業者は専任の作業をこなしていきます。
そのため、職人の違いにより品質が左右されることがなく、精度の高い家が出来上がります。また構造上の不具合が出にくいという利点もあります。
トヨタホームの他にはセキスイハイムが同じ工法を採用しています。
参考リンク:トヨタホームの家づくり
トヨタホームの上棟
上棟当日、春日井市の工場からトレーラーで、現地まで各ユニットが運ばれ、クレーンで積み木のように積み上げられていきます。
朝9時からスタートして、夕方には屋根仕舞まで完了してしまいます。
輸送の際はユニットが傷が付いたり汚れたりしないように、ユニット全体が厚いシートで覆われ、上棟直前にシートが剥がされ、クレーンによりユニットが積みあがっていきます。
現地でも徹底して品質維持に拘っています。
利点
天候に左右されない。
晴天時にユニット状態で一度に家を組み上げてしまうため、雨が入りこむ心配がありません。
完全防水にて家が仕上がります。
後日いきなりの大雨や台風でも安心出来ます。
鉄骨は防錆されているため問題ないのですが、上棟後も鉄骨部分は雨に当たることがありません。
時間
朝9時から夕方4時頃までの6~7時間程で屋根仕舞まで完了してしまいます。
セキュリティ面
上棟作業完了後、ドアがしっかり施錠されますのでセキュリティ面でも安心です。
上棟した家の中には関係者しか入れません。
納期
工場で約85%が生産されるため、上棟日から受け渡しまでの納期は2ヶ月~2ヶ月半ととても短いです。
私の場合、5月に契約して、9月中旬に上棟し11月下旬に引き渡しでした。
差し入れ有無
上棟当日は最初に施主の挨拶があり、スタッフの方とも顔合わせがあります。
営業さんより差し入れ不要との指示がありましたが、スタッフの方に御礼の意味と気持ち良く作業をしていただく為にも飲み物くらいは用意した方が良いです。
当日は9月中旬と暑いこともあり、冷たい飲み物を準備しました。
(当日の作業人数が分からなかったのでコーヒーとお茶を箱買いして冷やしたものを持参しました)
まとめ
メリット
・一日で上棟が完了する
・家の約85%は工場で作られる為、品質精度が高い
・天候に左右されることがないため、納期が安定する
・1日で屋根仕舞が完了し、ドアは施錠されるのでセキュリティ面で安心
一日で上棟が完了するので、翌日の急な大雨や強風でも室内は水に濡れることなく安心出来ます。
デメリット
- 上棟当日に一気に家が建つため、家が建ったという実感が湧きにくい
- クレーンやユニットを運ぶトレーラーが入れない幅の狭い道や極小な土地だとクレーンによる作業自体ができないため、上棟が出来ない
家の柱1本1本が出来上がる過程を見る事ができないため、家が建ったという実感が最初は湧きにくいですが、代わりに精度ある高品質な家が建ったという満足感が得られます。
上棟当日
クレーンによるユニットが宙を舞う姿は圧巻で、施主の方は会社を休んででも、この記念すべき上棟の日に立ち会ってください。(上棟は平日になる確率が高いです)
作業の邪魔にならないところで、三脚を立て、視点を固定しての撮影がお勧めです。
実際に近所でトヨタホームの上棟作業があるようでしたら、関係者に声をかけて見学されるとその凄さが分かるはずです。
私がトヨタホームに家を決めた理由の一つとしては、このユニットが宙を舞う迫力ある上棟作業に惚れたからです。
住宅メーカー選びで迷っている方、是非トヨタホームを検討してみてください。
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