トヨタホームで理想の間取りを考える(1階編)

トヨタホーム1階間取り
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トヨタホームは鉄骨ユニット構造の為、大空間が確保できます。
構造のメリットを利用しつつ、間取りを計画する上でのポイントをまとめてみました。
今回は一階の間取りをご紹介します。

この記事はこんな方にお勧め

現在、家を計画中だ
一階の間取りで迷っている
各部屋の広さはどれくらい?
採光は重要と思っている
目次

間取り

下図は我が家の間取り図です。
西側玄関の珍しい構造です。

一階間取り図

一階間取り図

2階の間取り図はこちら

家のコンセプトについて

LDK

リビングからみた景色

我が家ではLDKを全て南側に配置しました。

和室のみが北側にある状態です。

家の東側は道路の為開けており、朝は太陽光が差し込むので、少しでも明るくなるようにと、北側の配置となる確率が高く、暗くなりがちな洗面所とお風呂は東側に配置しました。

家のコンセプトは、全部屋にたくさんの太陽光が差し込む明るい住まいです。

日当たりと窓

ダイニングの窓

ダイニングの窓(中央+両側の3枚で構成されるバイパス窓)

家計画時、日当たりの良さは最優先条件でした。

LDKスペースを全て南側に配置し、2つの大きな窓を採用することで、日中明るい部屋にすることが出来ました。

やふ
家を設計するにあたり、日当たりは最重要と考えています。

窓サイズはダイニング前に幅3mのものとリビングに幅2.5mのものを採用しました。

2013年当時はバイパス窓の幅は最大で3mだったため最大のものを選択しました。

中央部分の幅が広い為、室内からの眺めは最高です。

また、いずれもハイサッシと呼ばれる高さが2m30cmもある大きな窓です。

通常天井高は約2.4mですので高さ2.3mの窓は天井にピッタリくっ付く感じでとても迫力がありますよ。

あと、ダイニング前に幅4mの窓、リビング前に幅3mの窓を採用できたのですが、壁部分がほとんどなくなってしまい、物が置けなくなってしまうので、幅を抑えた窓サイズにしています。

ユニット数・組み合わせを気にする

ユニットの個数=コスト増の為、なるべく大きなユニットを必要分だけ使い、家全体の形が綺麗な正方形または長方形になるようにします。

少し凝った形状のコの字型やクランク型等はどうしても複雑な形状になるため、小サイズのユニットが増え、コスト増になってしまう為注意が必要です。

柱抜きについて

トヨタホームはセキスイハイムよりも太く頑丈なフレームユニットになっており、フレーム部分を補強することで柱抜きが出来ます。(セキスイハイムでも柱抜きは出来ます)

柱抜きをすることで大空間が再現できます。

我が家の一階は7個のユニットで構成されており、下図のように4個の柱(赤色四角の部分)を抜くことでLDKが大きな1つの空間になります。

ユニット構成

柱抜き位置

もちろん構造の強度には影響ありませんので、設計強度が許す限り、柱は減らした方が良いですね。

玄関の向きについて

玄関

西向きの玄関

一般的な住宅の玄関配置として南向きが圧倒的に多いですが、玄関を南向きにしてしまうことで、玄関分のスペースが南側のスペースを圧迫してしまいます。

それにより、ダイニングやキッチンが暗い北側に追いやられたりしてしまいます。

LDKスペースの全部を南側にしたい場合、スペース的に有利な北側玄関がお勧めです。

我が家の場合は、駐車場からのアクセスがしやすいように西向き玄関にしています。
ただ、西向き玄関は、夏場西日で暑いのでそこがデメリットです。

逆に東向き玄関の場合、午前中太陽光が差し込み、冬暖かいので意外とお勧めですね。

玄関位置でのメリット・デメリット

南向き 南側にドアがあるため、家の見た目が良いが、南側のスペースが削られる。
北向き LDKスペースを最大限に南側に持っていける。
東向き LDKスペースを南側に持っていきやすく、かつ午前中日当たりが良い。
西向き LDKスペースを南側に持っていきやすいが、夏場の西日が暑い。

実際の所、家の広さに余裕があれば南向き玄関が無難な所ですが、北抜き玄関も中々お勧め出来ます。

玄関収納と広さ

我が家は玄関を少し広くし、玄関クローゼットを設けました。
自転車や、普段使いのガーデニング道具(ジョウロや芝刈り機等)を置けるようなり便利です。

収納は靴入れがトール収納で2箇所、普通の収納が1個、上部の棚及びハンガーパイプを1箇所設置しました。

ハンガーパイプは冬場にコートを掛けたりするために設置したのですが、全く使うことはありませんでした。
現在は傘が掛けられています。

というのも、寒いので暖かいリビングでコートを着たり脱いだりすることがほとんどの為、それは不要でした。

玄関を広く見せる工夫

玄関は同じ面積でも、横幅を持たせた方が広く見えます。
我が家は奥行こそないものの、横幅を取るようにしましたので、かなり広く見えます。

家事導線

家事導線は妻からの要望があったため、間取り計画時では一番最初に設計士の方へ意見を出していました。

キッチンと洗面所が繋がっていることが大事で

・リビングから洗面所へのアクセス

・洗面所からキッチンへのアクセス

リビング→ダイニング→キッチン→洗面所(+お風呂)→リビング

というように1周出来る間取りが良いですね。

キッチンの先が行き止まりだと、洗面所に行きたい場合、わざわざダイニングやリビングを通っていかないといけなくなります。

洗濯干し場

通常は2階のベランダですが、1階に作るのがお勧めです。

我が家の場合は、1階ダイニング前の窓にタイルによるテラスと屋根を付け、そこに物干し竿を掛け、洗濯物干し場としています。

そうすると、洗濯物はキッチンを通り、ダイニング前の窓から最短距離で洗濯物を干すことが出来ます。

2階ベランダにも物干し竿があるのですが、入居以来一度も使ったことがありません。

また、洗面所に室内干しスペースがあると雨の日の洗濯物干しが捗ります。

リビングスルー階段

階段について特に拘りがなければ、リビングスルー階段にしてしまいましょう。

子供が学校からの帰宅時に親と顔を合わすことができ、自然と挨拶が出来るようになります。

また、子供が友達を家に呼んでも誰が来ているか把握できます。

デメリットとしては、2階へ行くときは必ずリビングを通ることになるので、リビングは常日頃、綺麗な状態に保つ必要があります。

収納

収納は少ないより多い方が絶対良いです。

間取りに余裕があれば一箇所でも多く設置します。

我が家ではリビングに1箇所、和室に2箇所設けました。

リビングの収納はティッシュやトイレットペーパー、防災用具、掃除機を収納しています。

また、そこにブレーカーBOXを設置しました。

掃除機を収納するため、スティックタイプの掃除機の充電が出来るようコンセントは絶対に設置したほうが良いです。

収納内部は上部空間が空きますので、棚を2段位設けるといい感じの収納スペースとなります。

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ダイニング

ダイニングからリビング方面見た構図


ダイニングにはカウンターと本棚を設けました。
カウンターは子供の学習スペースに最適です。本棚がすぐ左手にあるので、子供の本や勉強に関する書籍を置いておくと便利ですね。

ダイニングのカウンターとノートPC

カウンターの上には妻用のノートPCを設置

あと、カウンター前の壁にはコルクボードを設置していますが、家族のスケジュールや学校での作品や写真等を飾ったり、色々と活用できています。

ダイニングまたはリビングに1帖分の余裕スペースを確保する

子供が小さいときはベビーベッドを置くスペースとして活躍し、子供が小学校に上がったら、ランドセルラックを設置するスペースとして活躍しています。

小学校低学年はダイニングテーブルで宿題をすることが多いので、ランドセルラックが近くにあると大変便利です。

洗面所は広く

余り広くない洗面所

洗濯機も置くため少しでも広いほうが良いです。

我が家では洗面所の広さをそこまで考えていなかったので狭いです。

お風呂上りの脱衣スペースとしては、大人1人と子供(低学年)2人の計3人が限界です。

また、タオルや下着等の収納スペースとして天井まであるトールタイプの収納を設置しましょう。

洗剤や漂白剤等、洗濯関連の備品が置ける可動棚(上写真右上)を洗濯機上に作りましたが、洗濯機上の空間を利用出来、かなり活躍しております。

あと、洗面所で洗濯物の室内干しを考えているならば少し広めにスペースを取りましょう。

セントラル換気扇も洗面所の上に設置しています。

天井が低くなりますが、脱衣所スペースの為特に影響が無いのと、換気扇の排気口がすぐ真上にあるので、部屋の空気が入れ替えられ、さらに除湿器とサーキュレータの効果もあり洗濯物が乾きやすくなっています。

室内干しに役に立つ室内用物干し竿です。

右側にある紐でパイプ部を下ろして使用します。(写真はパイプ部を収納した状態)

お風呂

1618タイプ以上で快適空間を。

一般タイプの1616によりも約20cm洗い場が広くなるのでお勧めです。

大人2人、小学生以下の子供2人までの計4人まで同時に入ることが出来ます。(窮屈ですが)

ただ、余り広すぎても清掃が大変ですので、一般的な4人家族であれば1618サイズが一番バランスが取れておりお勧めです。

物干し竿は2本掛けられる仕様にしましょう。雨の日の物干しに活躍します。

LDKの大きさ

我が家は20帖ですが、広すぎず狭すぎず満足しています。

色々な家を見てきましたが、最低でも16帖は欲しく、大きくても24帖以内がベストです。

20帖あればリビングにソファーを置いても、テレビ前は余裕なスペースが確保できるし、子供達が走り回ることも出来ます。

1階トイレ

1階はお客様も使用するので、タンクレスで見た目を良くし、上のグレードのトイレを入れた方が良いかもしれません。(趣味の世界ではありますが)

予備のトイレットペーパーや、掃除道具を隠せるように収納は必ず作りましょう。

2階トイレ

二階トイレもタンクレスで。手洗いカウンターがあると便利。

2階は家族だけの使用なので、狭くても収納スペースが無くても特に問題ありません。

実際に1階と比べると半分位の狭さで、後ろに色々置けるスペースはありますが、隠せる収納スペースはありません。

手洗い場を設けると配管が一つ増えてしまい、真下の部屋が洗面所の為、配管分のスペースが狭くなるところでしたが、写真にあるアラウーノを採用したところ、便器と手洗いの配管が一緒になっているため、2階トイレの配管が一つで済んだのには助かりました。

まとめ

間取りを決める際、我が家が優先した内容ベスト5を紹介します。

間取りの優先内容ベスト5


1.日当たり
どこにいても明るい太陽光が入る家は気持ちの良いものです。

2.家事導線
LDK、キッチン、洗面所とぐるぐる回れる導線です。

3.収納の数
一階には3箇所収納を設けました。
和室に吊収納には、ハンガーパイプが設置されていますので、そこに普段使いの服を全て入れてます。
この位置の収納は非常に使い勝手が良いです。

4.洗面所の物干しスペース
雨の日に大活躍です。
そこに除湿器とサーキュレータを配置し、洗濯物は常に速乾です。

5.玄関の広さ
収納とスペースの確保で色々なものが置けて便利です。
子供の自転車を置いています。
玄関は西向きですが、南側に窓を設けることが出来、一日中明るい玄関となっています。

トヨタホームはユニットの組み合わせという制限があるものの、ユニットの中は大空間が再現でき、柱抜きにより柱の制限が少なくなり、部屋の配置・広さは比較的自由に設計出来ます。

窓は壁面積が許す限り、構造に関係なく大きなものを設置出来るので、できるだけ大きな窓を選びましょう。

窓が大きくなると、家の外観が豪華に見えるのと、太陽光をたくさん取り入れられ部屋がとても明るくなります。

今回の記事は、6年前の住まい計画時の事を思い出しながら記事にしているため、古い考えの部分があるかもしれませんが、少しでも皆様の役に立てれば幸いです。

2階編も記事にしましたのでご参照ください。

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やふ
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/

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