新型アルファード40系(ガソリンZ・10スピーカー)にお乗りの皆様、純正オーディオの音質に物足りなさを感じていませんか?
JBLプレミアムサウンドシステムの設定がないグレードや、初期モデルで選択できなかった方でも、あきらめる必要はありません。
今回は、ビートソニックのDSPアンプ「TOON X」と、カロッツェリアのパワードサブウーファー「TS-WX400DA」をDIYで導入。純正の利便性を完璧に保ったまま、驚くほど音質を激変させた詳細をレポートします。
本記事では、40系アルファードの純正オーディオをDIYで音質改善する方法を、初心者向けに写真つきで解説します。
今回のアップグレード概要
導入アイテム
- DSPアンプ: ビートソニック TOON X(DSP-T316)
- サブウーファー: カロッツェリア TS-WX400DA

- 新型アルファード40系(ガソリンZ・10スピーカー車)にお乗りの方
- 純正オーディオの音質に物足りなさを感じている方
- JBLオプションを選べず、後付けで音質を改善したい方
導入のきっかけ:純正の利便性と高音質の両立
「純正オーディオの使い勝手はそのままに、音質だけを劇的に良くしたい」
そんな理想を実現するために辿り着いたのが、ビートソニックのDSPアンプ「TOON X」でした。
なぜ「TOON X」なのか?

音質の要となるTOON X。コンパクトながら純正スピーカーを劇的に進化させます。
数あるDSPアンプの中でも、TOON Xを選んだ決め手は以下の3点です。
- 完全カプラーオン: 配線加工不要で、車両へのダメージがない。
- 純正機能をフル活用: ナビの操作性やステアリングスイッチ等を一切犠牲にしない。
- 拡張性の高さ: RCA出力を備えているため、サブウーファーの追加が非常に容易。
TOON Xは純正オーディオの利便性をそのままに、音を一段上の“贅沢なサウンド”へ引き上げるDSPアンプです。
対応グレードや最新仕様は変更される場合もあるため、取付前に公式情報も確認しておくと安心です。
まさに「純正+α」を求めるオーナーにとって、最適解といえるデバイスです。
サブウーファーは「シンデレラフィット」を重視
低音の補強には、カロッツェリアの「TS-WX400DA」を選択しました。
圧倒的な低音再生能力を持つTS-WX400DA。このサイズが40系に最適でした。
最大出力250Wの迫力。これだけのパワーがありながら、実は40系アルファードにある「あの場所」に驚くほどピッタリ収まるのです。


まさに専用設計!?驚きの空きスペース
シフト下部のこの空間。40系ガソリンZオーナーならお馴染みの場所ですが、ここに「お宝」が隠れていました。
隙間ゼロのシンデレラフィット!
カロッツェリアのTS-WX400DAを置いてみると、驚くほどジャストサイズ。ガタつきもなく、まるで純正オプションのような収まりです。

【DIY取付】40系アルファードにTOON X+TS-WX400DAを取り付ける手順
TOON X、TS-WX400DAともに、事前に説明書を熟読し、頭の中で配線シミュレーションを行うのが成功の秘訣です。
TOON Xの取り付け:完全カプラーオンの恩恵
取り付けは非常にスムーズでした。ポイントは以下の通りです。
- 接続順に注意:テレビキャンセラー装着車の場合は、以下の順で接続します。
ディスプレイオーディオ→テレビキャンセラー→TOON X
これでエラーもなく正常動作しています。 - 設置場所: 後からPCを接続して音質設定を変更することを考慮し、本体はアクセスしやすいグローブボックス内に設置しました。

サブウーファーの電源:バッ直は必要?
ここが一番悩むポイントですが、今回は「10A常時電源から給電(自己責任で確認)」で運用です。
※安全性を最優先するなら、バッ直または専門店施工が確実です。
消費電流の計算: TS-WX400DAは最大出力250Wですが、実際の最大消費電流は10A未満です。
電源の取り方: 電源取り出しカプラーの※常時電源(10A)から供給。容量に見合ったヒューズと配線を見極めることが大事です。アースも電源取出しカプラーへ接続しても良いのですが、他の電装部品を複数取り付けられている場合は、車体へのアースが安全です。

※車両側回路の容量によっては負荷がかかる可能性があります。
不安な方はバッ直や専門店施工を推奨します。
DIYを成功させる「3つの神器」と注意点
私自身、電気のプロではありませんが、以下の準備を整えることでスムーズに作業できました。
配線をつなぐギボシ端子やカシメ機は、ホームセンター等のカー用品コーナーにあるセット品が1つあると便利です。
40系アルファードはピアノブラックやレザー部分が多く、非常にデリケートです。黄緑色の養生テープを惜しみなく使い、指紋や傷から保護しましょう。
内装パネルは最初はかなり固いです。無理に引っ張ると爪を折るリスクがあるため、YouTubeやWEBで「爪の位置と向き」を事前に確認しておきましょう。力の入れる方向が分かるだけで、作業の安全性がグッと上がります。
配線と仕上げ
- 信号: TOON Xのリモートアウト → TS-WX400DAのリモート入力へ接続。
- アース: ノイズ防止のため、確実に車体の金属部(ボルト等)へ接続します。
この接続にはRCAケーブル(オス−オス)が必須です。40系では2m前後がちょうど良い長さでした。



配線整理を含めても、作業時間は約2時間。 ネットに情報が豊富にあるため、DIY難易度は想像以上に低めでした!
ショート防止のため、作業時は必ずバッテリーのマイナス端子を外しましょう。
💡今回使用したRCAケーブル(オス−オス・2.4m)はこちら👇
音質レビュー|40系アルファード純正がTOON Xで激変した話
取り付けを終えての第一印象は、一言──「激変」です。
TOON XのDSP処理によって、純正スピーカーのポテンシャルが最大限に引き出され、定位(音の位置)・解像度・低音の量感すべてが別物になりました。
TOON XのDSP調整:クロスオーバーと低音域の最適化
TOON Xには、プロによって調整された40系アルファード用の設定がプリセットされています。今回はサブウーファー(SW)追加に合わせて、以下の詳細調整を行いました。
- 【サブウーファー担当チャンネルの変更】
- SWを担当するCh5とCh6(RCA出力)の設定を外部出力用に変更しました。
- 今回の環境では位相を180°(逆相)に設定しています。これは純正スピーカーとSWの低音が打ち消し合わないようにするためで、逆相にした瞬間に低音の厚みと繋がりが大きく改善しました。※位相は車両や設置位置で最適値が変わるため、0°/180°を聴き比べて低音が自然に繋がる方を選ぶのがおすすめです。
- 【クロスオーバー設定:80Hzへのこだわり】
- SWのLPF(ローパスフィルター)を80Hzに、Ch1〜Ch4(メインスピーカー)のHPF(ハイパスフィルター)も80Hzとし、クロスオーバー値を80Hzに設定しました。
- 当初100Hzで設定しましたが、アルファードの純正スピーカーが意外と低音域を頑張って出していることが判明。「スピーカーは得意な中高音に集中させ、極力低音をSWに任せる」というセオリーに基づき、80Hzを境とすることで全体バランスの向上を図りました。※これはあくまで個人の好みです。低音をより強調したい場合は63Hzなどに下げるとよいでしょう
- 【スロープ設定】
- デフォルトのままフロント24dB/Oct、リア36dB/Octとしました。結果として、スピーカーは80Hz以上のクリアな音、SWは80Hz以下の重厚な低音に専念し、落ち着いた綺麗な音を出すことに成功しました。
- 【その他の微調整】
- BASS: 全体のバランスを考え -2dB に設定(初期設定では低音が主張しすぎると感じたため)。
- タイムアライメント(TA): 音像定位を整えるため、Ch5・Ch6のみ 104.040cm に設定。低音なので定位は分かりづらいですが、より良い音場を作るために調整しました。
サブウーファーの性能を限界まで引き出す裏技
ここが、実際に作業して分かった「最も重要なノウハウ」です。
10mm厚の板を使い、本体を10mm浮かせて固定しました。センターコンソールへのポン置きでは、床のフェルトに音が吸収されてしまい、サブウーファー本来の力を出し切れません。




TS-WX400DAの付属リモコンは、あえて接続せずに運用しています。
理由は「DSPと設定が二重になる」からです。
リモコンを繋いだままだと、ウーファー側でもLPF(ローパスフィルター)が働き、
TOON X側のクロスオーバー設定(80Hz)+TS-WX400DA側のLPF
という形でフィルターが二重に掛かってしまいます。
その結果、
- 低音の立ち上がりが遅れる
- 音がこもって聞こえる
- クロスオーバーの繋がりが不自然になる
といった症状が出やすくなります。
だからこそ、低音の制御はTOON X側に一本化するのが正解でした。
実際、リモコンを外した瞬間に低音の輪郭がハッキリし、音の繋がりが安定しました。

最終的な音質レビュー
- 純正の物足りなさを解消: 上品かつ迫力ある重低音が加わり、音楽に厚みと深みが出ました。
- 目の前で演奏している臨場感: DSPの恩恵で音の定位が改善し、驚くほどの立体感が生まれました。
- 「オーディオ沼」にハマらない最適解: 標準スピーカーのままでも、ここまで化けます。Windows PCでの簡単な設定変更だけで、手軽に満足度の高い音質改善が実現できました。
TOON X 私の最終セッティング:設定値と設置場所
40系アルファードZ(ガソリン車)において、試行錯誤の末にたどり着いた「最適解」の設定を公開します。
設置場所
- TOON X 本体: グローブボックス内 (PCを接続して設定変更を繰り返すため、アクセス性を優先しました)
- TS-WX400DA: センターコンソール内 (「10mm浮かせ固定」を施しています)
TOON X 詳細設定まとめ
基本は「40系アルファード専用プリセット」を適用し、サブウーファー(SW)追加に合わせて以下の通りカスタムしています。
| 項目 | 設定値 | 備考 |
| SW出力(Ch5, 6) | LPF 80Hz / ゲイン -20 | 10mm浮かしによる効率UPで大幅減衰 |
| メイン(Ch1〜4) | HPF 80Hz | フロント18cmスピーカーの性能を活かす |
| スロープ | F: 24dB / R: 36dB | デフォルト値(急減衰だが繋がりは良好) |
| トレブル(高音) | +1 | ボーカルや楽器の明瞭感をアップ |
| ミドル(中音) | +3 | 声量の押し上げ。ボーカルが前に出ます |
| バス(低音) | -2 | SW追加による過度なドンドン感を抑制 |
※設定値は車内環境や好みによって変わるため、まずは「80Hzクロス+浮かせ設置」だけでも効果抜群です。
80Hzのクロスオーバーが「正解」だった理由
主にJ-POPを聴いていますが、ここちよい低音と澄んだ中高音のバランスは、オーナー目線では十分満足できる仕上がりです
ここでポイントとなったのが、アルファードのフロントスピーカーが18cmと大径であること。意外と性能が良く低音域も頑張れるため、あえてクロスオーバーを80Hzに設定しました。 スピーカー側にも少し低音を受け持たせることで、サブウーファーとの音の繋がり(調和)が劇的に良くなり、一体感のあるサウンドになります。
電力消費の不安も「10mm浮かし」が解決してくれた
センターコンソールへのポン置きでは、床のフェルトに音が吸収され、能力を出し切れていませんでした。10mm厚の板で浮かせて固定したところ、音効率が大幅に向上し、TOON X側のボリュームを10dB(ゲイン-20)まで下げても十分な音量を確保できています。
電源10A制限への安心感
今回はバッ直ではなく「電源取り出しカプラー(10A)」から給電していたため、最大電流に不安がありました。しかし、この設置方法のおかげで、電気的な負荷を減らしつつ迫力ある音を楽しめています。これなら安心して使い続けられます!
私のTOON X チャンネルごとの設定
画像クリックで拡大できます。

HPF 80Hz / LPF 22000Hz
タイムライン デフォルト

HPF 80Hz / LPF 22000Hz
タイムライン デフォルト

HPF 80Hz / LPF 22000Hz
タイムライン デフォルト

HPF 80Hz / LPF 22000Hz
タイムライン デフォルト

HPF 20Hz / LPF 80Hz / 位相180°
タイムライン 104.040cm

HPF 20Hz / LPF 80Hz / 位相180°
タイムライン 104.040cm
※個人の設定例です。車両環境やスピーカー構成により調整が必要になる場合があります。
導入コストまとめ|TOON X+TS-WX400DAはいくらでできる?
今回の音質改善にかかったコストと、実際に運用してみての費用感をまとめます。
| アイテム | 参考価格 | 備考 |
|---|---|---|
| TOON X (DSP-T316) | 52,800円 | どこで購入しても同一価格。私はAmazonで購入 |
| TS-WX400DA | 約23,000円 | 価格がこなれており、非常に高評価なモデル |
| RCAケーブル | 約1,000円 | Amazonブランド 2.4m(オスーオスが必要) |
| その他 | 数百円 | ギボシ端子や配線パーツなど |
合計:約77,000円
10万円を切る予算で、純正オーディオを大きく底上げできるのは非常にコスパが高いと感じました。
総評|40系アルファードの純正オーディオを“別物”にする最強コンビ
純正オーディオのポテンシャルを最大限に引き出す「TOON X」と、
重低音を補う「TS-WX400DA」の組み合わせは、40系アルファードオーナーに心からおすすめできます。
約7.7万円で車内が“極上のリスニングルーム”になる、非常に満足度の高いアップグレードでした。


調整のコツ:深追いは禁物
TOON Xは調整自由度が高く、つい熱中してしまいますが、
「一度の調整は10分程度」で区切るのがコツです。
長時間聴くと耳が慣れて判断が鈍るため、休憩を挟みながら少しずつ追い込むのが“沼回避”の秘訣です。
サブウーファー設置について(最重要)
TS-WX400DAはダウンファイアリング構造のため、床への直置きは厳禁です。
10mm程度浮かせて固定するだけで音圧と低音の抜けが激変します。
これが性能を最大限引き出す最大のポイントでした。
まとめ(結論)|TOON X+TS-WX400DAは純正音質改善の最適解
40系アルファードの純正オーディオは悪くありませんが、
低音の厚みや立体感に物足りなさを感じる方も多いはずです。
今回導入した
- TOON X(DSP-T316)
- TS-WX400DA(パワードサブウーファー)
この2つだけで、純正の利便性を保ったまま音質が別物になりました。
特に重要なのは次の3点です。
- サブウーファーは直置きせず10mm浮かせる
- 低音の制御はDSP側に一本化する
- 調整は短時間で少しずつ追い込む
純正のまま音を良くしたい方は、この組み合わせだけで世界が変わります。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
✅おすすめな人
これを守るだけで最大限のパワーが引き出され、
驚くほどの音圧を体感できるはずです。
- 純正オーディオの低音が物足りない
- 加工なしで音質を底上げしたい
- 定位や音場を整えたい
- コスパ良く満足度の高いカスタムがしたい
❌おすすめしない人
- プロショップ級の音質を求める
- 配線作業が完全に苦手
【FAQ】40系アルファード×TOON X×TS-WX400DAでよくある質問
ここでは、40系アルファードにTOON XとTS-WX400DAを導入する際によくある疑問をまとめました。
購入前の不安解消にぜひ参考にしてください。
- JBLなしでも音質は良くなりますか?
-
はい、効果は非常に大きいです。純正スピーカーの伸びしろが活かされ定位と低音が別物になります。
- TOON Xの取り付けはDIY初心者でも可能ですか?
-
完全カプラーオンなので難易度は低めです。内装の爪位置だけ事前確認すると安心です。
- TS-WX400DAはバッ直(バッテリー直結)しないとダメですか?
-
必須ではありませんが電源容量には注意が必要です。不安なら専門店施工がおすすめです。
- クロスオーバー設定はなぜ80Hzが正解だったのですか?
-
40系アルファードのフロントスピーカーは18cmと大径で、意外と低音域も再生できます。
そのため100Hzよりも少し下げた80Hzにすることで、- スピーカーとサブウーファーの繋がりが自然になる
- 中高音がクリアになる
- 低音が分離して厚みが出る
というバランスの良い仕上がりになりました。
- TS-WX400DAを床に直置きしてはいけないのはなぜ?
-
TS-WX400DAはダウンファイアリング(下向きに音を出す)構造です。
床に直置きするとフェルトやマットに低音が吸収されてしまい、音圧が大幅に落ちます。
そのため、10mm程度浮かせて固定するだけで驚くほど音が変わります。 - サブウーファーの付属リモコンは使った方がいいですか?
-
DSPと二重フィルターになり低音がこもる原因になるため、外してDSP側で一本化が安定しました。
- TOON Xの音質調整はスマホでもできますか?
-
詳細設定はWindows PCが必要ですが、一度決めれば普段は純正のまま快適です。
最後にひとこと
TOON XとTS-WX400DAは、40系アルファードの純正オーディオを“激変”させつつ、純正の便利さを一切損なわない最適解でした。
「純正のまま音を良くしたい」方には、自信を持っておすすめできます。
あわせて読みたい(関連記事)
40系アルファードのDIYカスタムは他にも色々試しているので、興味がある方はこちらもぜひどうぞ。

コメント