当サイトでは、ドメイン管理を「お名前.com」、サーバー管理を「エックスサーバー」で行っています。
今回、お名前.comで管理をしているドメインをエックスサーバー管理のドメインへ移管しました。
移管するにあたり、はじめは不安がありましたが、実際の移管作業は拍子抜けする程簡単に出来てしまいましたので、その様子をご紹介します。
・お名前.comでドメイン管理、エックスサーバーでサーバー管理をしている方
・ドメイン管理会社とサーバー管理会社をまとめ、支払いを一本化したい方
※お名前.comにてドメインを契約、エックスサーバーにてレンタルサーバーを契約されていることを前提とします
ドメイン移管の理由
お名前.comでのドメイン管理で特に問題は無かったのですが、エックスサーバーのドメイン維持費無料キャンペーン(新規でも移行でも可)に魅力を感じ、移行を決意しました。
支払い先を1つに
当サイトで使用しているinfoドメインは、取得こそキャンペーンで無料でしたが、年間維持費が1500円前後掛かってきます。
また、ドメイン管理はお名前.com、サーバー管理はエックスサーバーと管理会社が違うので支払いも別となってしまいます。
エックスサーバーの方は支払いを自動更新にしていたため、支払いを忘れるという心配はありませんでしたが、お名前.comの方は1年毎の手動更新にしていたため、更新を忘れるとドメイン停止等の危険性がありました。
そのため、ドメインとサーバーの管理会社を1つに統一し、また、支払いをエックスサーバーに1本化することで、更新忘れの心配が無く、まとめて管理が出来るようになりました。
ドメイン移管費用
ドメイン移管については、費用は一切掛かりません。
ですので、管理会社が無料キャンペーンをやっている時期が最適です。
お名前.comについて
お名前.comのウェブサイトは管理画面の動作が少々重く設定変更するのが大変でした。(時間が掛かる)
また、管理画面のメニューが分かり辛く、そのデザインも頻繁に変わります。
さらには毎日といっていい程、宣伝メールが届きます。
以上の点からチャンスがあれば、ドメインを移管したいという気持ちが自分の中でありました。
移管のメリット
エックスサーバーの場合、年間を通して定期的にドメイン取得無料キャンペーンを行っています。
サーバーを契約している限り、ドメイン維持費は無料になるため、エックスサーバーでまとめてドメイン管理をするのがお得です。
以上がメリットとなります。
正直デメリットは無く、ドメイン管理とサーバー管理の会社を分ける必要は全く無いと感じます。
ドメイン移管の確認ポイント
ドメインの利用期限が1週間以内になっていないか
Whois 情報公開代行サービスが解除されているか
移管元でのドメイン取得から60日以上経過しているか
移管元ドメイン管理業者が移管を認めていないか
ドメイン移行に際しての確認ポイントはやや多いですが、ドメイン移管の条件として全てクリアする必要があります。
移管の手順
ドメイン移管の様子を私が実際に行った手順をもとに説明していきます。
1.お名前.comでドメイン移管ロックを解除する
基本、ドメイン移管ロックはユーザーが設定しない限り、デフォルトで解除状態になっているはずですが、ロックをしている場合は、管理画面より解除してください。
移管ロック解除方法
管理画面にて右上のメニュー一覧を押し、メニューを呼び出します。
メニューの中のドメイン移管ロックをクリックします。
ドメイン移管ロックの画面にて、ステータスがOFFになっていることを確認します。
2.Whois情報公開代行サービスを解除
解除し忘れるとドメイン移行に失敗してしまいます。
必ずWhois情報公開代行サービスを解除しておきます。
Whois情報公開代行サービスとは?
Whoisとは、ドメインの保持者の氏名、住所、電話番号などの登録者情報を誰でも閲覧できる情報提供サービスです。登録者情報はICANN(※)より一般公開することが義務づけられています。
Whois情報公開代行サービスをご利用いただくことで、ドメイン保持者の登録情報から「お名前.com」の情報に代えたうえで一般公開することができます。これによりドメイン保持者のプライバシーが保護されます。
引用元:https://www.onamae.com/service/d-regist/option.html
Whois情報公開代行サービス利用有無の確認
管理画面でメニューのドメインをクリックすると
以下の画面が出るので、更新期限日とwhois公開代行の欄を確認してください。
whois情報公開代行にチェックが入っていれば、そのサービスを利用していることになるので解除する必要があります。
Whois情報公開代行サービスの解除方法
下記の画面でドメイン名をクリックします。
ドメイン詳細画面にて念のため更新期限日を確認します。
ドメイン機能一覧を押します。
ドメイン機能一覧を少し下にスクロールさせ、whois情報公開代行をクリックします。
Whois情報公開代行設定メニューにて、右下のWhois情報公開代行設定の解除はこちらをクリック
設定変更するドメインにチェックを付け、確認をクリックする
同意欄をクリックしチェックを入れ、確定をクリックします。
これで設定解除となります。
お名前.comからのメールを受信する
解除後、お名前.comより下記タイトルでのメールが届きます。
[お名前.com]Whois情報公開代行 完了通知
3.Whois情報の確認・変更
Whois情報公開設定の代行サービスを解除したため、Whois情報はあなたの個人情報が掲載されているはずです。
ドメインを移管する間、その状態になっているため、移管作業を急ぎましょう。
また、ドメイン移管を完了させるために、受信可能なメールアドレスがWhoisに記載されているか確認する必要があります。
Whois情報確認方法
ドメイン機能一覧メニューにてWhois情報変更をクリック
登録名義変更はこちらをクリック
変更するドメイン名にチェックを入れ、次へをクリック
(重要)登録情報画面で連絡先メールアドレスが受信可能なものになっているか確認をしてください。
(注意)メールが受信できないと、ドメイン移行が出来なくなります。
4.オースコード( AuthCode )の確認
お名前.comの管理画面でオースコードを確認し、メモに書き留めます。
これは認証鍵であり、ドメイン移管にあたり所有者であることを証明するためのものです。
エックスサーバーでの移管申請で必要となってきます。
オースコード( AuthCode )確認方法
管理画面のドメイン→ドメイン詳細のAuthCode項目の右側にある表示をクリックするとAuthCodeが現れる。
5.エックスサーバーにてドメイン移管申請
エックスサーバーにてドメイン移管申請を行います。
その際に手順3.で入手したオースコードを正確に入力してください。
1文字でも間違えると移管に失敗するのでコピー&ペーストで入力しましょう。
ドメイン移管申請方法
エックスサーバーの管理画面にて移管申請をクリック
認証鍵にオースコード(AuthCode)を入力し(コピー&ペースト推奨)、移管申請を行う(確認)をクリック
移管申請を行う(確定)をクリック
受付けましたというメッセージが表示されれば移管申請は完了です。
6.ドメイン移管承認をする(お名前.comよりメールが届く)
お名前.comよりメールが届くのでメール文にあるリンクをクリックします。
私の場合エックスサーバーにて20時過ぎに移管申請を行い、翌日の10時過ぎにメールが届きました。
お名前.comからのメールを受信する
ドメイン移管の承認
リンクをクリック後、お名前.comの他社へのドメイン移管承認フォームへ飛ぶので、下の方にある承認するをクリックします。
承認フォーム – 確認にて決定を押します。
確認決定後、完了となります。
これでユーザー側が行う処理は完了しました。
後はエックスサーバーより移管完了のメールが届くのを待つだけです。
7.エックスサーバーより移管完了のメールが届く
エックスサーバーより以下の移管完了のメールが届いたら無事にドメイン移管が完了したことになります。
エックスサーバーからのメールを受信する
サーバーは元々エックスサーバーを利用しており、設定は引き継ぎますので、ドメイン移行後は新たに何かを設定する必要がありません。
以上で移管完了です。お疲れ様でした。
まとめ
ドメイン移管の手順をおさらいしてみます。
1.お名前.comでドメイン移管ロックを解除
2.Whois情報公開代行サービスを解除
3.Whois情報の確認と連絡先メールアドレスの確認
4.オースコード( AuthCode )の確認
5.エックスサーバーにてドメイン移管申請
6.お名前.comでドメイン移管承認(メールが届く)
7.エックスサーバーより移管完了のメールが届く
いかがでしたか。上記の手順通り行えば、知識の無いの方でも安心してドメイン移行が出来るはずです。
20時にドメイン移行申請を開始して、翌日16時には移行が完了しましたので、24時間以内に完了するというのは安心できますね。
移管の間は特にサイトへの通信が遮断されるといったことはありませんでした。
今回、一番のメリットとしては、エックスサーバーの無料キャンペーンの恩恵が得られ、支払いが1箇所で済むため管理がとても楽になるということです。
現在、エックスサーバーでは2020年9月3日までドメイン無料キャンペーンを行っていますので、ドメイン管理、サーバー管理の両方をエックスサーバーにしたい方はドメイン移行を検討してみてはいかがでしょうか。
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