我が家の長男(小2)ですが、先日ようやく自転車に乗れることが出来ました。
練習をしない期間が一年以上続いていましたが、急に本人がやる気になったのはどうしてでしょうか?
今回は自転車練習に目覚めた小2の息子が自転車に乗れるまでの様子をご紹介します。
なぜ小2になるまで自転車に乗らなかったのか?
息子は年中の頃、補助輪付き自転車の練習をしたことがありました。その時は脚力がなかったせいか、ペダルを上手く漕ぐことが出来ず、思うように前に進めませんでした。2~3回自転車に乗ったものの、上手く運転できないことから自転車嫌いなってしまい、それ以来、息子が自転車に乗ることはありませんでした。
自転車面白くない、乗りたくない
そのため、友達と公園へ遊びに行くとき、周りは全員自転車なのに息子だけはいつも歩きという状況です。
ただ、公園自体は徒歩で10分以内の場所にあったため、本人は全く不便を感じておらず、自転車に乗れないことは特に問題ではありませんでした。
我々夫婦は時間が経てばその内本人から乗りたいと言い出すだろうと思い、暫く見守ることにしました。
なぜ急に自転車に乗りたいと思ったのか?
息子の自転車に対する意識を変えたのは、同級生の友達の「どうして●●君は自転車で来ないの?」の一言でした。
夏休みが明けた最初の日曜日のことでした。
小学校に入学した当初も同じことを言われたことがありますが、その時はまだ周りに乗れない子がいたため、息子はさほど気にしていませんでした。しかし小学2年生となった今では、周りが全員自転車に乗れている状況だったため、「自転車に乗れないままだとまずい」という気持ちが自分の中で生まれたのでしょう。
「今度の休みに自転車の練習をしたいからお父さん手伝って!」
息子から自転車を練習したいというとても嬉しい言葉が飛んできましたため、早速練習を開始することになりました。
ネットで情報収集
自転車練習の仕方についてネットで情報収集をしました。
どのサイトも「補助輪無しで自転車に乗るにはバランスが大事」との情報があり、バランス感覚を鍛えるにはどのようにすべきかというと、「自らの足で地面を蹴って進む」というものでした。
参考にしたサイト:http://www.bikemuse.jp/seminar/biginner/
ネットには様々な為になる情報があります。
Google検索で「自転車 乗れない 小学生」という3つの単語入れると、同じ悩みを持つ親御さんが多いことが分かり、乗り方のコツや、練習の成功・失敗談等、たくさんの有益な情報を入手することが出来ました。
サドルを一番下にして
ペダルを漕がないで歩く。
ペダルが邪魔なら、一時的に外す。「怖い」この先入観が邪魔をしている。
何で?
ペダルを踏んだとき、自転車が振れるから怖い。傾くでしょ。これが恐怖の原因。
それなら、最初は漕がないでスピードに慣れる練習。スピードが出ると、2輪車とは安定する乗り物なのです。
おおよそ、時速8キロ以下が不安定。
引用元:Yahoo!知恵袋
まずは人や、車が通らなく、道が広い安全な場所でやりましょう!
最初からペダルをこいで練習をしようとは思わないで地道に両足を地面につけて、ちょんちょんと地面を蹴ってバランスをつけてください。
だんだんスピードが出てきて慣れてきたら片足をペダルにつけて、片足は同じようにちょんちょんと…その方法で慣れてきたら両足でペダルをこいでみてください。
私も最初からは出来ませんでしたが、やっていくうちに出来る様になり距離も伸びて行きました!!こぎ始め(スタート)の時に私もでしたが、力が入って左右にフラフラとなりました。
その時は、ペダルを水平にして利き足(私は右です)をペダルにつけて行くぞという時にもう片方の足をつけてみて下さい。走っている時に真っ直ぐに走れない!、フラフラする時などは出来るだけ下を見ずに前(できるだけ遠く)をみて走るといいですよ!
Yahoo!知恵袋には為になる情報が一杯あり、様々な体験談談から自分達もチャレンジしてみようという気にさせてくれます。
練習にペダルは邪魔
「 自らの足で地面を蹴って進む」 という走行方法は、キックバイク(ペダルの無い自転車)と同じ乗り方です。
普通の自転車の場合、ペダルが付いているので足で地面を蹴って進む際にそれに引っ掛かり非常に邪魔です。
そこで邪魔なペダルは取り外してしまいましょう。
ペダルの外すためには、専用のペダルレンチまたはスパナの15番が必要になってきます。(Amazonにて1,000円以下で購入が可能です)数本セットのものは15番が入っていないのがあるため注意。
ペダルを取り外す際、最初はとても硬いです。モンキーレンチでも代用が可能ですが六角部分を舐めさせてしまう可能性があるため、持ち手が長いスパナを使用するのが良いでしょう。
ペダルには右、左の区別があり、右または左の表示がされています。ペダルを外した際は右側のペダルか左側のペダルかが分かるように保管してください。
自分で作業するのは不安だという方は近所の自転車屋まで持ち込んで外してもらうのが良いでしょう。
外したペダルは左右が分かるようにして大事に保管します。
練習開始
早速自転車の練習を開始します。
練習するにあたって以下の準備をします。
準備
・身体にあった自転車サイズを選ぶ
・ペダルは外す
・サドルを両足がしっかりと地面に着く高さにする
・動きやすい服装にする
練習においての自転車サイズは重要
練習には長女のお下がりの18インチ自転車を使用しています。
息子の身長は約125cmですが18インチの自転車は少し小さく感じるものの、しっかりと足を地面に着けるため、練習には向いている感じです。
参考までに18インチでの適正身長は~125cmまでとなっているため、息子が乗るにはぎりぎりのサイズです。
自転車サイズが極端に大きかったり小さかったりすると乗りにくいため、中々上達せず嫌になるかもしれません。
足のかかと部をしっかりと地面に着けることが重要で、地面に足を着けた際に膝が少し曲がっているくらいがベストです。
必ず身体の大きさにあったサイズの自転車を選ぶようにしましょう。(少々小さい位は大丈夫)
インチサイズ確認方法
ちなみにインチサイズはタイヤの側面部に刻印がありますのでそこで確認します。
インチアップ – 我が家の例
身長 | サイズ |
---|---|
110~115cm(年中~年長) | 18インチ |
115~135cm(小1~小3) | 22インチ |
135cm~(小4) | 26インチ |
長女(小4)の場合、年中の18インチに始まり、22インチを経て小4の夏に26インチへステップアップしました。
26インチというと大人サイズのように思えますが、最近の自転車はフレーム技術の進歩により、タイヤに密着するくらいサドルをかなり低い位置まで下げることが可能となっているため、身長が140cm手前の長女でも26インチを安全に乗りこなすことができます。
長男(小2)は現在22インチで頑張っています。
練習詳細
練習場所
練習場所は公園でもいいのですが、一目について嫌だという場合は緩やかな坂道があり車が来ない道路でも練習可能です。
その際は必ず車に気を付けてください。
息子は家近くの車が来ない緩やかな勾配のある道路で練習をしました。
練習 – 第1回目 2021-9-12
キックバイクの要領で足で地面を蹴って進みます。まずは平坦な場所でやると良いでしょう。
慣れない内はなかなかスピードが出ませんが、慣れてくるとスピードが付いてくるはずです。
スピードが付いてきたら足を地面から離して慣性だけで進むようにします。
下り坂を使ってスピードを付けるのもお勧めです。
その際、自然とバランスを取るようになるため、それを繰り返します。
また、子供の恐怖心を取り払うために、「足を地面に着けば倒れることはない」ということを教えます。
子供も「足を地面に着けば倒れることはない」ということが理解できれば、安心して練習ができるでしょう。
1日目はバランスと恐怖心を取り払うことを中心に練習します。
練習初日は緊張もあり疲れやすくなっているため、練習は一時間程度で切り上げるのが良いですね。
股部分(お尻)が痛いと訴えかける時がありますが、乗り方に問題があることがほとんどです。
お尻が痛くなる理由は、自転車の乗り方に慣れていないことから乗る姿勢が悪く前のめりになっていることが原因です。
背筋を伸ばして乗るようにすると股部分(お尻)は痛くならないので、自転車に乗っている時の姿勢に気を付けてください。
練習 – 第2回目 2021-9-19
練習2回目は足を地面から離して進める時間を延ばすことに専念します。
中々スピードが付かない場合は、緩やかな坂でやってみましょう。下りであれば簡単にスピードを付けられるためです。
スピードさえ付けばバランスがとりやすくなり、足を地面から離して進める時間が増えるはずです。
頑張って1時間は練習してみましょう。練習が終わる頃にはかなりのスピードが出せるようになり、バランスもかなり良くなっているはずです。
上達してきたら必ず褒めてあげましょう。子供は親から褒められると嬉しい気持ちになりますし、やる気が増してどんどん上達になります。
練習 – 第3回目 2021-10-3
ある程度のスピード(大人の早歩きより少し速いくらい)になり、地面から足を離して進める時間が5秒以上になってきたら準備は整いました。
いよいよペダルを付けて漕ぐ練習をします。
ここまでくると、恐怖心に打ち勝ちペダルを漕ぐことができるかどうかは本人の気持ち次第です。
ペダルを漕ぐのがぎこちない場合は、自転車や身体を支えてあげて漕ぐ練習をするのが良いでしょう。まともにペダルを漕いだことが無かった息子は少しぎこちなかったため、ペダルを漕ぐ練習をしました。
ペダルを漕ぐ場合は、足で地面を蹴り助走を付けてからがやりやすいです。
ペダルさえ漕ぐことが出来れば、2回の練習でバランス感覚は養われていますので、進むことが出来ます。
見事自分でペダルを漕いで進むことが出来れば後は長距離乗れるように慣らしていきましょう。
以上3回の練習で長男(小2)は以上の方法で見事に自転車に乗ることが出来ました。
まとめ
練習のコツ
とにかく練習のコツは、「ペダルを外して地面を蹴って進むだけ」
これだけで確実にバランス感覚が養われ、自転車に乗る技術がアップします。
バランス感覚が養われたらあとは恐怖に打ち勝ちペダルを漕ぐことができれば達成です。
自転車に少しでも乗れさえすれば本人は楽しいはずですのでどんどん上達します。
親も自転車に乗り、子供と一緒に近所のスーパーやドラッグストアへ買い物に行くことを最終ゴールとして練習をすると良いでしょう。
練習を始めるタイミング
親が焦って無理に子供へ練習を勧めるのは止めましょう。嫌々な時期では練習は本人にとって苦痛ですし、嫌なことは身に付かない為、練習に余計な時間が掛かってしまうだけです。時が来ればきっと子供の方から自転車に乗りたいと言ってきます。
それまではじっくりと子供を見守ってあげてください。
自転車のサイズ
自転車にまたがった際に両足がしっかりと地面に着くサイズをチョイスします。2歳上の長女が前に使っていた自転車(18インチ)が残っていたのでそれを使用しました。
自転車は少々小さいサイズでも練習には問題ありません。
無事に乗れるようになったら、身体のサイズにあった自転車をプレゼントしてあげましょう。
今回は自転車に乗れるのが遅かった長男(小学二年生)の自転車練習方法を紹介させていただきました。
小学生以上であれば体幹やバランス感覚はかなりよくなっていますので、少しの練習でマスターできるはずです。
我が子が自転車に乗れなくて悩んでいる親御さんも、うちの長男みたいに乗れるまでに時間が掛かった子もいるので、乗れないからといって焦らず、まずは子供のやる気が出るその時まで待ちましょう。
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